靴屋 結(くつや むすぶ)です。 2022年から作曲活動にも手を出し始めました、作詞マンです。 2016年から「凪希」名義で作詞をしていましたが、統一します。 処女作「夜空のピエロット」2022年3月22日 最新作「・滅」 2023年3月18日 人間の深層を情景として映すのが好きな一般人です。 言葉の可能性に筆を委ねます。
プロフィールを見るイチオシ作品
投稿作品179作品
もっと見る-
僕が死のうが、灯る雑歌
ただ息をと孟夏 倒れようが
疎らに散る造花と咲く弔花
あの夏の九相図はして往往たれ
屑の仕様か 闇を萌芽
肯く先、狂花に消えようが
誰しか 何故両が途絶えようか
なら、僕ラは浪花なのだろうや って
蚊雷
駱駝が光駕 果ては驕誇...蚊雷
-
トワトワ
永遠とは? それは未だ解明されていない空蝉だったってさ。
いつかこの世界さえ失くなるのに、小指を結んだら約束だなんて笑ったから。
そうだ、笑ってたよな。これが最後って、言われたまま、
空っぽって、泣いた君が今、花を持つ。
風景を変えながら、これっぽっちの恋を待っていた。
きっと、あなたのさ...トワトワ
-
変わらなくてもいいんだよ
道端の空き缶を凹ませ 帰路を走る通学路で
僕等ならこの空も越えられるよ 指の隙間 青い夢
これでいいか 悩むけれど 大人になったって/ことだろう
戻れないから美しいだなんて 綺麗事を言えるのが 大人の証なの
あの日の捻りもない言葉で また会おうね 未来で僕等 変われたら
教...変わらなくてもいいんだよ
-
アイサイトサイド
淡い眼差しで 呼吸は乱れて
柔らかい声で 私は砕けて
赤に染まってく ほら広がってく
不思議な仕草で 鼓動を歪めて
小さな瞳で 私を射止めて
胸を攫ってく ほら落っこってく
君を追いかける
別に好きとかじゃないけど
そう言って誤魔化して...アイサイトサイド
-
空を仰いだ狼は 独りを嘆いた
羊は何処へ 片っ端から吠えた
弱く雪に跡を残して
あの日の言葉がずっと回っていた
命は一人一つずつ 否応なく授かる
春生まれて 夏騒ぎ 秋が過ぎて冬
巡り巡る季節 残りも指折り数
それなら今 君と同じの終止符を
言わないで 何も語らないで
側で微笑んで 何処にも...WOOLF
-
BE BLURED BLUE
夢を描く僕らには 空は深くて底もないんだって
戦えば果てるだろう 目の前の空が紅く染まったって
放課後に会おう 約束だよって
君はそう 呟いた
どうしてだろう 怖くないな
もう 知っていたよ 絆があること
笑い合ったあの日の二人は僅かに透明
現実(イマ)に背く僕らには ...BE BLURED BLUE
-
End Role.
終わらせなくちゃ 言葉飲み込む
流れる言葉 あと少しで
僕らで線を引いた だから、僕らだった
「さよなら」はいいから
始まりは ひょんなことだった
前の席 君が振り向いた
朝日に照らされ まるで海のようで
僕は沈んだ
恋心 って呼んでもいいか...End Role.
-
気付いてよビーム
伝えたいこの想い なのに、言えない想い
そんなとき、不意に思いついた とっておきな魔法かも! って
あたしから声をかけることばっかり
「おはよう」も「じゃあね」も「聞いてるの?」も 空回って「もういいよ」
頑張っても 君はいっつも 別のことばっかり
あの子となら 話すとき 大笑いす...気付いてよビーム
-
自灯明
君は目を見ないで 話す癖があるんだね
不器用な人間なのは悪いことじゃないよ
呼吸を忘れても この公式は忘れずに
目を閉じても聞こえるんだ 昔聞いた怒号
前は暗闇 後ろは崖ぷちで もうイヤだ
君は自分のこと 許したまま 生きてみていいと思う
上手く笑えなくて 辛いときは 私が歌うから
泣きたい...自灯明
-
守れない命なんてないんだよ 君は話す
それなのに、僕は君の一人も守れない いつか
世界を救って! そんな大逸れたこと 僕はできない
君は悪を倒す そのためなら 命さえ捨て去ることができた
二人 目を瞑って夢を描いた(のに)
君の手に 引かれて歩いていた
泣かないで暮らすことができるのは幸せだよ
ごめ...Knock Side Over
-
夕陽に匿れた誰かの字は千々に茜空に消えて
この世界の呪いとなろう 燃え滓を偲んでも
戻らない屍の海 揺れる白を映した黒
揶揄に消えた 電子の中 遠い話だから
ほら、これが現実、終わらない小説だ、といやに饒舌
解れて、ほしいだけ?
今、燃える町が煙の中 最期の音を奏でている
私の白 貴方の黒 どちらか...Undone Towne(アンダーンタウン)
-
時の思潮に潜む迎合 都市や地方に届く閃光
これが希望と崇める烏合 流れ弾
皮肉にも流れる星霜
生と死の もはやパレード
これも至高と称える烏鷺 君は何処?
明日は楽しく生きていられるよ
空は見上げないで
そしたら楽しく生きていられるよ
明日も僕とお喋りしよう?
そうだ これが僕らの世界だ!...ギフテッド
-
誰かのことを想う そんな日が続くように
夜遅くに胸のとびら 開いて
夢よ 終わってしまえ 叶えられないだけで
物に当たってしまって どうせ世界は って歌で
言葉に乗せ 憂いて 涙はちょっと隠して
明日に託して今日は 帰ろうか
誰かのことを想う そんな日が続くように
夜遅くに胸のとびら 開いて
煌めく...Overslept
-
泣かないで 桜の中、後ろ姿で
春の気怠さ 長い砂利道 何か忘れたような気がしていた
明日、会おうな そう言って別れた 何年経っただろうか 約束を放ったまま
桜色の世界 これが僕らの出会い 大人になることを恐れなかったあの頃
春はうららか それに救われ、涙は拭った 子どもじゃないから
いつかのためだ...サクラノイロ
-
マリア……リア
窓辺で唸る君の傍受機
言葉に滲む偏愛風手記
寝床で語る鬱と思春期
肩から伸びる 右手のパラノイア
物陰で黒ずんだ
「ねぇ、気付いてマリア」
先天性の偏愛が
君を食い荒らせと囁き
限定的な寵愛がまた...ポルターガイストス
-
水色の血液
主人《あなた》の指の温もり
掠れた声に耳を寄せて 眠る未明
窓辺の椅子に木漏れ日
被せた打覆いの中で まだ褪せないで
この機械《わたし》が主人《あなた》の代わり?
そんな嘘に活字《ことば》を飾り 最期の詞を叫ぶ
「どうして 僕らの生命には限りがあるのか?
まだ足りないよ まだしたい...水色の血液