タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(69)
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トワトワ
永遠とは? それは未だ解明されていない空蝉だったってさ。
いつかこの世界さえ失くなるのに、小指を結んだら約束だなんて笑ったから。
そうだ、笑ってたよな。これが最後って、言われたまま、
空っぽって、泣いた君が今、花を持つ。
風景を変えながら、これっぽっちの恋を待っていた。
きっと、あなたのさ...トワトワ
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空を仰いだ狼は 独りを嘆いた
羊は何処へ 片っ端から吠えた
弱く雪に跡を残して
あの日の言葉がずっと回っていた
命は一人一つずつ 否応なく授かる
春生まれて 夏騒ぎ 秋が過ぎて冬
巡り巡る季節 残りも指折り数
それなら今 君と同じの終止符を
言わないで 何も語らないで
側で微笑んで 何処にも...WOOLF
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夕陽に匿れた誰かの字は千々に茜空に消えて
この世界の呪いとなろう 燃え滓を偲んでも
戻らない屍の海 揺れる白を映した黒
揶揄に消えた 電子の中 遠い話だから
ほら、これが現実、終わらない小説だ、といやに饒舌
解れて、ほしいだけ?
今、燃える町が煙の中 最期の音を奏でている
私の白 貴方の黒 どちらか...Undone Towne(アンダーンタウン)
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時の思潮に潜む迎合 都市や地方に届く閃光
これが希望と崇める烏合 流れ弾
皮肉にも流れる星霜
生と死の もはやパレード
これも至高と称える烏鷺 君は何処?
明日は楽しく生きていられるよ
空は見上げないで
そしたら楽しく生きていられるよ
明日も僕とお喋りしよう?
そうだ これが僕らの世界だ!...ギフテッド
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泣かないで 桜の中、後ろ姿で
春の気怠さ 長い砂利道 何か忘れたような気がしていた
明日、会おうな そう言って別れた 何年経っただろうか 約束を放ったまま
桜色の世界 これが僕らの出会い 大人になることを恐れなかったあの頃
春はうららか それに救われ、涙は拭った 子どもじゃないから
いつかのためだ...サクラノイロ
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水色の血液
主人《あなた》の指の温もり
掠れた声に耳を寄せて 眠る未明
窓辺の椅子に木漏れ日
被せた打覆いの中で まだ褪せないで
この機械《わたし》が主人《あなた》の代わり?
そんな嘘に活字《ことば》を飾り 最期の詞を叫ぶ
「どうして 僕らの生命には限りがあるのか?
まだ足りないよ まだしたい...水色の血液
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たった独りで 奏でた僕の音
思い出を並べて 連ねた弱い音
いつかの僕と 置き去った夢を 象っただけの不器用な音で
ひらり ひらり 誰かが歌って 独り 二人
今 光になり 言葉を超う 希望になって
たった独りの「嫌い」って弱い音
君に寄り添えたら 夜間 紡いだ音
心の傷と心の涙 全部消せたらいいな っ...音が芽吹いていく
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宇宙を見上げて 何かが通り過ぎた
星に憧れた 飛べない 飛べない鳥 ペンギン
海辺 君が言った 「君ならできるよ」 なんてさ
できない できないよ そんなことは
君は僕の夢を「すごいね」と笑うけど
叶うわけないから 小さい羽で笑ってみせた
僕は生まれてから 飛べないと信じてきた
なのに 君はいつも...ぼくらはペンギン
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つられて笑って 言葉で飾って歩いた
ぱたぱた ぱたぱた と
この前は心から笑えたし
夕焼けにも 足を止めて眺めたのに
大人になれば 急に不器用になるもの
まだ大人になりきれないこの心
いっそのこと この心ごと 消えてしまえたらと
思うだけで まだ 何もできない
雨明け空からカラカラ鳴いてた
明日が...明日までは
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藍色の世界 真ん中でチカと輝く非常灯も
剥き出しのパイプも もうココにはいられないの ワカッテルと
AIテクノロジーに守られた 故に壊れた感情を
山積みにされたボクの 黒い目が俯瞰している 世界を
隔絶された場所のことを 故郷と呼んだキミが
赤い目を擦って 少し笑って 冷たいその手で 寂しくないから...セルフセクター (最新歌詞版)
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あなたは大馬鹿者 涙ながらに書き残す 言葉で
頭をぐるり巡る あなただけを愛してる と
耽美で かつ 無責任な
ただ忘れたいだけなの 幸せすぎた時間を
通り雨が頬を濡らして
正しい恋があるなら はじめから教えて
素直な人の愛し方から
忘れようとすればするほど また蘇る
あなたが残したもの 今でも心...正しい恋の忘れ方
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Aide エイド
返却日に休んで 一時の午後が失けてく
見馴れたとは虚ろな 逃げこんだ先の異世界
路地裏の隅 猫の足跡を追いかけて最果てへ
潮風の匂いに 胸が弾んだ
ここがきっと ボクにとって
居場所だって そう思った
あの場所で 生きていて
泣くのなら ここでずっと 歌えばいい
正確には惰って 身...Aide エイド
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輪廻のまにまに
須らく 巡りゆく 順路をその通りに
掠れてゆく 憂い溜まり
すぐ近くで鳴り響く サイレンが子守唄
滲む ミ ソ ラ♪ 傍目に聴きながら
目蓋の裏では 読経が始まって
懐かしい顔触れに 吐き気がする
瘡蓋の奥が 僕の居場所だった
刔れた心臓に メスが突き刺さる音
些っぽ気な町では イジ...輪廻のまにまに
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A u t h O r .
遠く 想像の世界 僕の言葉が
慾望の飽和する紙面に並ぶ
一寸 血を流すだけで 君の命が
価値を取り戻す の言葉を鵜呑みにする者
機関車が通り過ぎるたびに
死ねない己を恨んでは
愛用のペンを捻じ曲げる
世界は忽ち青に染まる
紡がれた言葉には意味が無くて...A u t h O r .
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夜光虫
やこうちゅう
夏が焉われば 蝉の声さえも消えて逝く
なつがおわれば せみのこえさえもきえてゆく
蟲篭の中 閉じ込めた後悔の聲音
むしかごのなか とじこめたこうかいのこわね
疼く 網膜 遠く 妬き憑いてた
うずく もうまく とおく やきついてた
繋ぐ 視覚を奪う 彼方の影
つなぐ しかくをうば...夜光虫
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雨が嫌いになった日
夜が明けた町に 一人
憂いの中に咲く 朝顔は綺麗だった
目を瞑って 雨を待った
傘も差せない癖に
もっと降って もっと降って
雨の匂いが胸をすり抜けた
頼りない雨音が私をつれて今日も置き去った
ザっと降って パッと止んだ
雫が落ちた 水たまりの歌...雨が嫌いになった日
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追い風の夏を追う
底抜けに青い夏の空 茹だる町の中を歩いた
太陽を隠す白い雲 もう少しそこを動かないで
誰もが夏だと浮かれているけど
夏のどこが素晴らしいのか
夏なんて早く過ぎ去れ 何にも面白くないし
人混みで見えない海 ほら ほら 肝心な日は雨だ
夏なんて早く過ぎ去れ 蒸し暑いだけの季節め
体温を...追い風の夏を追う
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光
理不尽な十字架でも
背負わなきゃいけない
屁理屈で固められて
真面に動けない
ただ自由に生きていたいだけだ
それなのに不自由に支配されて
いずれ生きるのも強いられるのなら
もっと我儘でもいいのに
やがてまた 時間が過ぎて...光
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放火
夢か現か それが問題だ 煙る街
頬を抓って 空が滲み出す 痛かった
焦げた匂い 鼻腔に響いた 浸る街
ラムネの音 欠片が飛び散った 虚ろって
裂けた柱に水泡 僕が映った
ごめんね 火の粉
舞い上がれ 空の彼方まで
言葉を失くして 生きてる 今日だ
生きた証を せーの 零に戻そう...放火
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もし私が飛び降りていたら
もう少し早く電車は止まっていたかもね
急ブレーキが歌った
閑静を裂くブラウザ
線路が朱く染まった
18時はもう過ぎた
もし私が飛び降りていたら
もう少し早く電車は止まっていたかもね
エゴだ
でも、もし代わりに君が生きていたら...E g o
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パッと目を開けば見えた 生きる意味 死ぬ理由
綺麗な青と言ったのは嘘 赤錆びた肌色
掬えど零れ落ちて 足元に溜まった
瞑れば楽になろうか 踏切に斃れた
頭上 広がる数多の星は
何故 夜に輝いて日の目を避けるのか
軈て 暗闇は永遠となり
無論 嫌な奴の顔、試験の設問、僕の手も
挙って消えていく
そっと...Unfeel Face
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虚言 -urogoto-
背を伸ばす 帰り道
黒い天 千切れ雲
逸れ鳥 明日の音
無音坂 響く声
心を染めていく
烏色の透夜に
街灯 煌点いて
薄らぐ羽虫よ
何度だって背尾向いて...虚言 -urogoto-
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眺めている 一人で 君の作詞フォルダ
拙い言葉で綴った君の思い出
ハロー ハロー ハロー
「言葉って凄いんだよ」と君がよく言っていたなぁ
私は意味も分からず歌ってただけだけど
こうして見てたら ばかみたいだなぁ
命の無い私には些とも分からないけどさぁ
数日前 突然 君が居なくなってしまった
画面内 ...ハローハローハロー
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遊けて首に巻き付けた
縄に殺され
街中に誰かが宙ぶらりん♪
今朝、告げられた 実名で
虐めを理由に死んでいった
女子高生が羨ましくって
ぐら ぐら あなたも手に取った
盲い世界が怖くって。。
“ 戯けて明日を見失え ”
誰かの遺言...キグルミストーリー
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やがて世界は廃れて消えるから
誰も愛さないように生きてきたのに、
君は私のすべてを受け入れて
「魔法使いは凄いね」って笑っていた。
「脆い身体でよく笑えるよなぁ。
君には命の重さとか分からないのかい?」
君は笑顔で図鑑を抱えて
「死んでもいいと思っていた」分からない人間の言葉は
それから君は何度も...アンラスト・スノウ
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不変ばかり騙る報道 忽に消えた貴方と墜落後
人為的な陰謀に則り 深く掘らず河原に埋めた
こうして心に猜疑が 蔓延るこれこそセオリー
闇と明るみ 何だって今の世界じゃ塵同然だ
ボーッとしてるんじゃねぇ 終焉は足元から蝕む病原
ザーッと流れ出す砂嵐 糸の千切れた糸電話
為せば成る 生きよう 死にたくはな...ディストピア
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朝焼けに鱗雲
目を閉じて
「もういいかい」
向こうから声がした
幼い君の
暈けた陽炎に隠れた
大人になれば風化して往く
嘘の幻
夏の蒸し暑さに溺れて
君は笑った...嘘の幻
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遠く遠く離れるのが怖くって
少しだけ遠回りした最後の並木道
今日もいつものように遅刻気味だった
響く予鈴に急かされて走るのは何度目かな
全力で走った廊下が少し短く見えるのはなんでだろう
廊下から見える机が僕のことを待っていた
よく寝た机に最後の別れ 一緒に居てくれてありがとう
教室を抜けたその時、後...疾くキミと
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緩んだ心にCOMJAMと乖離
掠れた視界に電脳のTandS
逸れた (意識
ANAPHYLA (XIS
それでも(泳ぐ
僕は (迷子
モット奥へ手を伸ばして
I DROWN NETSURF
現世の禁秘を
手繰り寄せて...NETSURF
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待ち受け飾った君の笑顔とか
名残惜しいものが僕を待っていた
糸電話の向こうで咽び泣いて
“ごめんね、ごめんね”ばっかりだ
初めて手を繋いだ時君は
“結婚できるかも”とそう言って笑ってた
心模様 漂った紙飛行機みたいに
遠く離れていく すごく早く
天気予報 外れた時の透けた傘の中で
二人笑い合っていた...冬の糸