首から耳まで真っ赤に染めて
それでも閉じたままの想いは
その行き場を亡くした

我が儘なわたしはそうやって
この目から 指先から 鼓動から
上手いこと伝わるのを
期待するだけなのでしょう

どうか傷付かないまま

想いなんてそんなものが 何を
どう救えると言うの その口で

自分さえ報われないのに ああ
僕だって辛いんだ って顔

絶対見たくないから わたしは
唇のファスナーを ピリピリと



そのお日さまみたいな笑顔を
虫眼鏡の要領で、全部
わたしのものに出来たら

傲慢なわたしはそうやって
射るような眩しさに身焦がして
拡散される優しさのカケラを
拾いそっとポケットの中へ

泣いても叩いても増えないけど

クッキーが口の中 ホロホロ
砕けてくような音と 似ている

フカンゼン燃焼な 気持ちも
音を立てざらついて 遺るかな

消すかのように流す 涙さえ
咽に支えて もう 苦しいんだ



小さな胸に叩き込む どすり
笑う君 わたしにくれた言葉

明日になれば平気さ わたしは
君を好き、だなんて 言わない



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

隠し立

閲覧数:79

投稿日:2012/01/16 00:03:44

文字数:467文字

カテゴリ:歌詞

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