鬼 灯 -ほおずき-

024
洗い立ての髪を
結い上げていたよね
君は浴衣の襟
気にしては照れてばかり

047
店先で揺れた
裸電球の灯
君が選んだね
あのほおずき

107
ころりと手のひらの上
転がしていた
朱い朱い実がひとつ
白い君の指
目に 浮かぶよ

144
花言葉なんてさ
知りもしなかったよ
君が手のなかへと
朱い実を隠した意味も…

207
僕の為の嘘なんて
いらなかった
辛さの欠片も
分けてくれず

227
ざわめきと人の波が
幸せそうで
うまく笑えなくて 君
心配させるね
けど…今はね…

 ( 間 奏 )

313 
朱いほおずきの実に
今宵灯をともし君は
帰ってくるのかい
笑顔であの頃のまま

339 
君が内緒にしていた
ことはひとつで
そのひとつが君の事
攫ってしまった
人ごみの中にひとり
取り残されて
魂を包むように
両手を閉じたよ
ほら ほおずき

  * * *
024
あらいたてのかみお
ゆいあげていたよね
きみわゆかたのえり
きにしてわてれてばかり

047
みせさきでゆれた
はだかでんきゅうのひ
きみがえらんだね
あのほおずき

107
ころりとてのひらのうえ
ころがしていた
あかいあかいみがひとつ
しろいきみのゆび
めに うかぶよ

144
はなことばなんてさ
しりもしなかったよ
きみがてのなかえと
あかいみおかくしたいみも…

207
ぼくのためのうそ
なんて いらなかった
つらさのかけらも
わけてくれず

227
ざわめきとひとのなみが
しあわせそうで
うまくわらえなくて きみ
しんぱいさせるね
けど…いまわね…

 ( 間 奏 )

313 
あかいほおずきのみに
こよいひおともしきみは
かえってくるのかい
えがおであのころのまま

339 
きみがないしょにしていた
ことわひとつで
そのひとつがきみのこと
さらってしまった
ひとごみのなかにひとり
とりのこされて
たましいおつつむよおに
りょうておとじたよ
ほら ほおずき

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鬼 灯 -ほおずき-

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閲覧数:289

投稿日:2011/06/21 04:07:50

文字数:857文字

カテゴリ:歌詞

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