教師「おいレイ、どこ見ているんだ!集中しろ、まぁ、4限だから仕方ないか…」
レイ「あ、すいません。ちょっとぼ~っとしてて」
今は4限の数学。レイは教科書も開かずノートを取ることも無く外のある建物を見ていた。
―ボカロ部の部室―
そこにはミクがいる。一応外には出ないよう言っておいたのだが…どうも心配だ。
レイ「ミク大丈夫かなぁ…」
そんな事を呟いていると、チャイムが鳴った。
教師「よし、じゃあ今日はここまで。この範囲は次のテストの範囲だから、勉強しておけよ」
レイは、売店で昼食を購入。そして、
友達「なぁ、レイ!今日一緒にどう?」
レイ「ああ~悪りぃ、今日ちょっとやる事があってさ」
友達「なんだ、そうか。じゃあ今度な!」
レイ「悪りぃな、すまねぇ」
数分後、
レイ「ミク~、あれ?いない…」
ミク「レ~イ~くん!」
レイ「わっ、何だそこにいたのか」
ミク「授業、もう終わり?」
レイ「また、午後から。今日は少し早いかな」
ミク「ふ~ん」
レイ「昼飯にしよう」
ミク「うん!」
レイは買ってきたおにぎり(梅干し)をミクにあげてみた。
ミク「う~、開かないよぉ…」
ミクは袋が開けられないらしく…
ミク「レイくん、開けて?」
レイ「ん?何だ袋が開けられないのか、いいか、コレをこうして…ほら」
ミク「あ、開いた~」
ミクはおにぎりを食べた。
レイ(まだ梅には到達していない様だな…)
レイは買ってきたパンを食べながらミクの様子を見ていた。
ミクが3口目を食べた。
レイ(ついに来たか)
ミク「ん、んん?…ん~!!」
レイ(……何も言えねぇ…)
ミク「しゅっぱいよ~……けほっ、けほっ」
まさか梅干でむせる事は無いだろぉ。そんな事をレイは思っていたが、出てきたのは、
レイ「あはは、初めてでびっくりしただろ。ははは」
笑いだった。
ミク「けほけほ…レイくん、これ何?…けほっ」
レイ「大丈夫か?」
レイはミクの背中をさすってあげた。
ミク「ありがと、レイくん」
レイ「いやぁ、梅干でここまで来るとは思わなかったよ」
ミク「うめぼし?」
レイ「うん。簡単に言うとすっぱいやつ」
ミク「ふぅん…」
レイ「あ、そうだ。お茶買ってきたんだ。はい、これはミクの分」
ミク「ありがとう!」
レイは腕時計を見た。あと少しで授業だ。
レイ「ゆっくり食べろよ」
ミク「もう行くの?」
レイ「授業だから」
ミク「うん。じゃあ後でね…」
少し寂しげな表情のミクを見たレイは、
レイ「寂しくならないおまじない」
ミク「はぇ?」
ミクを抱きしめた。
レイ「これで寂しくないだろ?」
ミク「うん。レイくん、良いにおいがする…」
数十秒の時が流れた。
レイ「あ、ミク…寝ちゃったか。まぁ、いいか」
レイはミクの背中を壁にくっつけ、そのまま横に寝かせた。頭の下には、持ってたタオルを丸めて置いておいた。
レイ「さぁ、授業だ」
レイはごみを片付けて、部室の鍵を閉じた。
――放課後、
レイは部室の鍵を開け、中に入った。
ミク「レイくん!」
レイ「起きてたか。よし、帰ろう」
ミク「うん!今日はとっても楽しかったよ!」
レイ「ここに居ただけなのに?」
ミク「うん、だってレイくんがおまじないかけてくれたんだもん!」
レイ「そっか。じゃあ帰ったら何する?」
ミク「う~ん」
また2人は裏門から出て、遠回りしながら家へ帰って行った。
「目標、学校を抜けました」
「ちっ、学校に居やがったのか。うかつには近づけない。別の作戦を考えるぞ」
「ラジャーッ」
ミクとレイⅢ ミクの学校物語②
また書きました~。今回は上手く行ったか(自己満足)。
それでも改善点ってあるんですよね~。
あったら書いてください。よろしくお願いします。
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