少女、荊棘の箱庭にて
欲情を抱き 偽り香る城
夢、幻は庇護
千紫万紅を惑わせて
私は荊を抱く紅い薔薇
世界に 堕とされた時から
一つの道 導かれ行く
幾星霜前より
慣(しきたり)従い
拒んで逃げ出し また 押し込まれ
あなたをのぞむ 現世(いま)
崩れゆく理
密やかな恋慕 届かない思い
周りのモノには
荊姫と 奉られ
賎しいあなたを 私が愛すれば
荊棘の鎖 あなたを貫き紅く染めるわ
あなたを 世界が許さないなら
答えは一つに矯められて
あなたは因果に捕えられて
二度とは交わらない
命の糸も
明日世界が終わるなら
許される?
砂時計を逆さに
さぁ、踊りましょ 今夜!
総てを投げ出せば 夢幻の極夜を
抜け出せるのなら
生命の濫觴を撃ち抜いて
等しく流れる 傲慢な旋律
やがて喧騒は
無惨に手折られて逝くのでしょう
退廃に沈みゆく城の中
荊棘を擲ち棄て 解き放たれたの
少女が望むは あなたと二人 最期のダンス
箱庭の少女 弑逆を犯し
おかしな世界へ 大事な箱庭を捨てました
そこには夢も希望もないから
賎しい貴方を 私が愛すれば
荊棘の鎖 貴方を貫き紅く染めるわ
欲情を抱き 偽り香る城
夢、幻は反故
千紫万紅を狂わせて
私は荊を棄て放たれるわ
少女、荊棘の箱庭にて
身分の違う者どうしが会うことは許されない
そんな風潮の中世をイメージした歌詞です。
主人公の少女は、この歌詞の中の世界で身分がとても高く、荊姫と呼ばれていました。
この世界では、毎年冬が来ると舞踏会に参加して高貴な身分どうしで社交のダンスを踊らなければなりませんでした。
そして、少女は14歳になり、(この世界では結婚するには年頃)少女の為に結婚相手を決める舞踏会が開かれることに。
しかし、少女には昔から思いを寄せる人物がいたのです。
田舎のカントリーハウスの秘密の友達
小さい頃から、親に内緒で一緒に遊んでいたふたりは成長してお互いに恋心を抱くようになりました。
2人は、お互いに深く愛し合っていました。
だから、少女はこの舞踏会には行きたくありませんでしたが、親には逆らえません。
周りにいる全ての人たちが
少女にとっては偽りで、ただの人形でしかありません。
そして、少女はとある男と結婚させられることに。
少女はそれを拒み、逃げ出そうとしますがすぐに捕えられてしまいます。罰として屋敷の奥の部屋から1歩も出してもらえないようになり、まるでそこは監獄のよう。
ついに、婚礼の儀式の前夜が訪れます。
少女はなやみに悩んだ末、りょうしんをころすことにしました。
一般人からしたら羨ましい限りの生活も少女にとっては自分を縛る鎖でしかありません。
少女は偽りの箱庭を捨て、愛する人の元へ
まるで翼が生えたような速さで駆け、夜の闇の中へ吸い込まれていきました。
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