
西方から残り香。
仄かに震えては、静かに沈んでいきました。
みんなが君を黄昏れていきます。
……私には、それがとても怖かった。
「一緒にそこまで歩いていきましょう。」
そう約束したから。
私はまだ進めないまま、ここにいるのです。
陽可暮礼天。影仁墜徒。恋焦可礼天。胸遠撃徒。時可枯礼天。虚之幾波何。気可狂礼天。君遠待徒。会焦可礼天。君遠待徒。雲可久礼天。淋之幾波何。
どれほどこの手が四角くても、
鯨がいた海には、もう潜ることができません。
白い水面は、最も光には程遠いから。
ねえ、一番星になれましたよ。
それでも私には、この空を染めることはできません。
……やっぱり、君にはかないませんね。
陽が暮れて 影に墜つ
恋焦がれて 胸を撃つ
時が枯れて 虚しきは 何。
気が狂れて 君を待つ
会焦がれて 君を待つ
雲がくれて 淋しきは 何。
君がくれし 淋しきは 愛。
00:00 / 03:34
淋しきは _ 結月ゆかり
歌/朗読: 結月ゆかり
詞/音: 中川清燕
VoiSona, A.I.VOICE2; Chordbot, GarageBand; 95 beats/min.
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