声が聞きたい 声が聞きたい
  いつが最後だったかわからない
  笑顔が見たい もう一度会いたい
  澄ませた耳の隅で
  願いは雪の音でかき消されていく

雪が降る夜 一筋の光
少しだけ開いたドアからもれる
凍った風の通った道

いつの間にか 動き出した星
聞こえない音を立てる輝き
初めて聞いた胸の鼓動

 手袋に隠されていてもわかる
 思うように動かない指先
 かきあげた髪に少しずつ
 光が降り積もっていった日

  声が聞きたい 声が聞きたい
  手を伸ばせば届きそうなのに
  笑顔が見たい もう一度会いたい
  携帯電話の画面
  あて先を合わせたまま迷ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Saying Calling

勢いだけで書いたものです。
最後のフレーズだけは最近用に
・公衆電話の受話器
 耳に当てて迷ってる
   ↓  ↓
・携帯電話の画面
 あて先を合わせたまま迷ってる

に変えました。あの頃はこんなに携帯がはやって公衆電話の需要が減るとは思ってなかったんです。でも、情緒は公衆電話のほうがありますよねっ

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投稿日:2008/03/10 18:15:42

文字数:289文字

カテゴリ:その他

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