荒れ果てた言葉だけ ここに残った
月のため息が 終章(エピローグ)を彩る

変わらないものをずっと 探し続けてた
その結末が こんな 変わり映えしないものなんて

同じように広がる空の下 平等に泥雨は降り続く
吹き消された足跡を 見えない目で探っている

闇に溶け泣いた 幼い記憶のカケラ
「未来」は「希望」だと信じられたあの頃
愚かな私達が 忘れた道はどこだろう
今はただ、この地に 花を置こう


瓦礫のすき間で一人 膝を抱えた
同じように誰かが 空を見上げてる

「これは本当に終わりか?」 疑問が目覚める
どこかでふと 歯車が 動き出す音がした

平等に広がる空の下 震える声が共鳴した
連綿と続いていた刻(とき)の 流れが再び重なりだす

虚無を引かれ合う 置き去りの魂
私とあなたのカタチはよく似ている
私達の寂しさが世界を滅ぼすなら
手を取り 皆でそれを 埋めればいい


世界が終わっても 私達は生きていた
その意味をこれから一緒に作りだそう
書き終えたつもりの終章(エピローグ)の先は
消えてしまったのではなく、見えないふりをしてただけ

砕けた砂時計の 白砂は銀に輝き
「過去」から「今」まで繰り返した日々を
無駄ではないと 言い切ったあなたに
つられて笑った、おしまいの夜

歌おう、極夜から 太陽を引き上げて
忘れた物語の続きを歩きだそう
碧(あお)いヒカリに満ちていたこの惑星(ほし)を
涙の 青色では 染めないように


誰もが 生きる意味 探し求めてる
私は 何を 残せるのだろう
あなたが あなたが いてくれるのなら
私は もう何も 怖くはない

世界が終わったその後も
私達共に歩いていこう

次の世界のハジマリまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

アフターワールドエンド

―――――世界が終わった、その後に。

いつもと少し違う、世界の終わり方です。終わった世界で生き残った人々の歌。「君へ」の改変版、「この果てしない世界で」「fragments of...」の続きと言えるでしょうか。
古いものの崩壊の上にこそ、新しいものが成り立つのだと思うのです。

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投稿日:2013/07/28 22:20:21

文字数:725文字

カテゴリ:歌詞

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