八月の風が頬を撫でていく 向かいの席の君は静かな風鈴
改札抜ければ初めて見る海 近づかない影二つまっすぐ伸びる

届かない距離じゃない 指先もどかしく
声をかけるべきかな 君は走る 広い背中

追いかけ走る 今は言葉はいらない
君と過ごす初めての夏 大切に感じたい
大きい麦藁帽 長めのビーチパラソル
水着はないけれど そのまま泳ごう

渚の香りが鼻を掠めてく ひたむきな君はまだ砂城の王様
なりたいものは正直な生き物 見え隠れする心ごまかさぬよう

二人きりの約束 口先だけじゃない
届かないはずはない 君のほうへ 手を伸ばした

散歩に行こう 月が波に溶けるまで
きっと一人では気付かないものも見つけられるよ
手を取り君は立つ やっと笑ってくれたね
水際鳴いていた 海猫 飛んでく

寄り添い歩く 今は言葉はいらない
君と過ごす初めての夏 大切に感じたい
大きい君の右手 中で固まる私の手を
優しく包む 君は 静かな風鈴

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Silent Walk Silent Talk

夏の雪解け

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投稿日:2013/04/22 07:10:11

文字数:412文字

カテゴリ:歌詞

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