白い翼が空を舞ったら
君もきっと僕を残して飛び去ってしまうから
くぐいの詩が消えてしまう前に、
そっと

永遠に忘れられないような
そんな景色を僕は
描いてみたい

真っ白だった街が色を取り戻す前に
君は遠くへいってしまう
「灰色の空がずっと続けばいい」 なんて
縁起でもないことを呟いてみたり

快晴、また吸い込んで
ふっと、ひと息をついてみる
曇天、その色を映した
雲ひとつになった
冬麗、あの青色が
君を遠ざけてしまうなら
ずっと僕は、灰呼吸で
この空を汚そう

銀の翼が空を裂いたら
僕はちょっと「君に逢えない」と思ってしまうかも
くぐいの詩が北へ消える前に、そっと
永久に忘れられないように
悴んだ君の手を握ってみせた

僕の体温を
憶えていてほしいから

告(つた)え切れない僕が駄目なんだ、と
雨粒が零れて
ひとひらの六花になった
詩わないといけないよ
君がいってしまうなら

すっと、僕は深呼吸を

白い翼がかえる時まで
君はずっと、僕のこと
憶えていてくれるのかな
くぐいの詩が遠く消える前に、そっと
永遠に忘れたくないよ
永久に忘れさせたくもないよ

銀の翼が雲を裂くまで
君ともっと、笑って、笑って
「さよなら」したいから
僕の詩が届かなくなる前にすぐに

少しだけ背伸びして
少し塞ぐ白い息
「これが僕の気持ちだよ」って
ほら、視界 滲んでく

最後に「ぎゅっ」ってしてよ
涙が零れちゃう前に
ずっと忘れられないような
そんな温度で、感触で、僕は

君に「あい」を告えたい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

くぐいの詩は冬麗に舞う / 文系佐島 feat. 星界(歌詞)

「くぐいの詩は冬麗に舞う」の歌詞です。

閲覧数:25

投稿日:2024/03/01 22:37:07

文字数:651文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました