夕待ちの丘
①
橙 畦の道を
包み込んだ 木犀の薫り
巡るは 懐かしさと
痛みに似た やるせなさと
行き場のない この手は空っぽ
ぬくもりの面影
探して 2人の丘へ…
あの日 口をついて流れた君の
哀しげなその言の葉
ふわり 温かな色をくれた
僕の 知らないうちに
②
小さな 嘘重ねて
繕うこと 癖になってた
誰かの 咎める聲
振り払っては また傷つけて
「信じてた…」君が呟いた
悔しげな 言葉を
遺して 誰もいなくなる
そっと 僕達が育った町に
償いの詩を刻めば
ふわり 黄昏を背に纏って
君が 佇んでいた
あの日 口をついて流れた君の
ありがちなその言の葉
ふわり 温かな色をくれた
僕の 知らないうちに
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