もう嫌になるな 霞むこの目も
枯れた声も 捨てたくなって

僕が僕でありたい事すら
ふと苦しくなって
夜が少し長く思えた

いっそこのまま怠惰へと
君と朝に染まるまで
そしてまた服を着て目元擦って

きっと困ったように笑い
僕の、僕の首元を
そっと指先で触れてくれたら

あぁもう嫌になって
何もかも嫌になって
全部海に捨ててしまって
漂うような僕だ

あぁもう嫌いだって
何もかも嫌いだって
柵や温いその風を
僕を呑み込む夜

かすれたようなアザに 忘れた事も
思い返している 死にたい事ばっかりだ
錆びて歪んだ景色を 全て無くしてしまうような
暗闇に呑まれてそっと

いっそこのまま怠惰へと
君と朝に染まるまで
そしてまた服を着て目元擦って

きっと困ったように笑い
僕の、僕の首元を
そっと指先で触れてくれたら

あぁもう嫌になって
何もかも嫌になって
この部屋で暮れた世界で
漂うような僕だ

あぁもう嫌いだって
何もかも嫌いだって
灰色が拭うその肩を
僕を呑み込む夜

あぁもう嫌になって
何もかも嫌になって
僕はこの果敢(はか)ない間隙(かんげき)で
醜いケモノになって

あぁもう嫌いだって
何もかも嫌いだって
ただ君を、君を抱き寄せて
僕は

あぁもう嫌になって
何もかも嫌になって
全部海に捨ててしまって
漂うような僕だ

あぁもう嫌いだって
何もかも嫌いだって
柵や温いその風を
僕を呑み込む夜に

消えたんだ 煙草の香りも
明かした朝の声も その目に映る灯も
そろそろ良いかなってさ
不条理なんて言うかな
ただ息を吐き出して
「良いかな」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

(歌詞)NOMIKOMU

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投稿日:2023/12/28 10:04:01

文字数:680文字

カテゴリ:歌詞

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