めまぐるしく変わる季節に僕の変化は追いつけない
 流れ流され僕は長く土を踏むことはない

 いったい何が僕の全てというんだ
 風に舞う水の葉が月に雫零しても

 私はその情景を理解できなかった
 いや受け入れなかった・・・

 何時の時だったか忘れてしまった
 今まで来た軌跡も無限の中から歩んできた
 その全てから私は捨て去ることができなかった

 さよならを予感した帰り道
 自然に泣けてきた
 悲しいという感情より
 私の心が泣いていた
 でも理解できなかった
 私は思いにとらわれ
 純粋さを隠していたから

 夜・・・感傷的な場面描く
 触れただけで傷口が広がる
 繊細なものは神の創造を遙かに超越していた

 朝・・・無感な部屋の片隅で
 転がった見えないものに
 胸が疼いて人が壊れていくのを見た

 昼・・・公園で囁く樹木達にさえ
 私は縋り付いて同調を促し
 薄暗い霧の種を蒔いてしまった

 夕・・・既に居場所がない気がして
 留まろうとする心が情けなく
 寒い息吹に見送られて未練な影落とす

 寒空は冷たいよ・・・
 でもその冷たさで私は自分を冷やす
 飾りを溶かして裸の私は
 たじろぎはみせない

 何もなくなり過ぎた自分に
 暗い波動を感じていた

 私は感じた・・・
 「目的なしで手段は選べない」

 たったそれだけのことが私の胸で
 この人生を駆け巡っていた

 情けないんじゃない、どこかに置き忘れて来たんだね
 空が描いた一日の季節は今頃になって見事に咲き誇ろんでいた

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空の描いた季節

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投稿日:2009/06/17 21:30:10

文字数:656文字

カテゴリ:歌詞

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