流れに逆らう澱みの
暮れ泥んだ空を巡るように
僅かに、確かに、ここに残すものがある
熱に曝された樹脂の
跡を数えるように
点々と、確かに、見出す意味がある
捨てたくない 捨てたくない
どんな小さな音も弱さじゃない
停まることは厭わない
過去の「正しい」答えが重なり続けて
耳鳴りみたいに 分解能を下げる
それでも聞こえる音を拾い続けて
何も聞こえなくなっても 誰かの耳には
きっと静かな交響詩が迸る
消えたネオンサインの
赤茶けた四角い枠をなぞるように
僅かに、確かに、ここに残るものがある
冬の桜並木の
集う小鳥のように
淡々と、確かに、見出す意味がある
忘れたくない 忘れたくない
どんな小さな声もノイズじゃない
耐えることは厭わない
いつも「正しい」答えが響き続けて
朝霧みたいに 増幅率を下げる
それでも聞こえる音を伝え続けて
何も歌えなくなっても 誰かの耳には
きっと静かな交響詩が迸る
過去の「正しい」答えが重なり続けて
耳鳴りみたいに 分解能を下げる
それでも聞こえる音を拾い続けて
何も聞こえなくなっても 誰かの耳には
きっと静かな交響詩が迸る
夜が来て冬は去った
それでも 拾ってきたものが
こんなにも あった
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