止めて、止めて。来ないで・・・来ないで・・・。
あたしに近付こうと思わないで。あたしにそんなに優しくしないで。
だって・・・だって・・・
あたしは 人 を 殺して い る の だ か ら
自分を護る為、あたしは人を殺した。何人も 何人も。
だからあたしの手は血で汚れている。心は汚れてしまっている。
もう 後戻りは 出来ない。
けれど・・・けれど。 そんなあたしに貴方は手を差し伸べてくれた。
手は綺麗で、心も澄んでいて、あたしとはまるで違う。
だからあたしは首を横に振った。 此処に来てはいけない。あたしと会ってはいけない。そう言ったのに・・・何度も・・・何度も・・・けれど。けれど。
貴方は言った。優しい言葉で。
―何かを犯してしまった、その過去は消えない。けれど、その罪を君は償わなければいけない。だから、行こう。光のある世界に
そう言って貴方はニッコリと笑った。あたしには眩しい位、綺麗な笑顔で――
―こんな所にいたって、君は罪を重ねるだけだ。こんなに綺麗な子が・・・。こんな所で一生過ごしたら、勿体無い
貴方はそう付け加えて、あたしの前に手を差し出した。
そんな事、言われた事がなくて、綺麗だ何て、言われた事なくて
気が付いたら・・・何時の間にか
涙が 流れて 止まらない
貴方はそんなあたしを慰めてくれた。
駄目だよ・・・あたしに触れないで・・・貴方まで汚れちゃうよ・・・。
泣きながらあたしが言うと、貴方は笑って言った。
―君の心が綺麗になる代わりに、僕が汚れてしまうなら、構わない。君の為なら、僕は汚れたって構わない
そう言って貴方はあたしを抱き締めた。
その腕はとても温かで。あたしは貴方の腕を掴んで、そのまま、泣いた。
涙なんて 始めて 流した けれど その 涙は 何処か 温かくて
あたしが泣き止むと貴方は笑ってあたしの頭を撫でてくれた。その手の平も温かで。
それじゃ行こうか、と貴方は言った。あたしは何処へ? と聞いた。
―君の、罪を償う為の旅へ
貴方はそう言い、あたしの手を取り歩き出した。その目は何かを決意して。
あたしは言った。
もしかして・・・貴方・・・あたしを・・・
其処まで言うと分かったらしい、貴方は振り向いて苦笑いをした。
―警察へは行かないよ。僕も君と一緒に、罪を償うから
そう言った貴方の声は今までで一番優しかった。
―何で? 何で? 何故貴方は其処まであたしに優しくしてくれるの?
見ず知らず、さっき会ったばかりの他人を―。何故其処まで?
考えれば考える程疑問が増えてくる。だから言ってみた。思った事全てを。
そしたら貴方は照れた様に笑って、こう言った。
―何でだろう・・・。君の事・・・、気に入ったから、かな・・・
そう言われて、あたしの顔は熱くなった。
きっと・・・ これが・・・
あたしの恋の始まり
罪を犯した少女と、彼女と共に罪を償う少年
二人の旅が、今、始まった
罪を犯した少女と共に罪を償おうとする少年と
題名は適当です。昨日から五連休に入りましたlunarです。いやっふぅ
え~と、この話は書いたのが「'08 8/14」となってました、過去の作品です。黒歴史いやっふぅ←
確かこの話は、当時嵌ってたポ○モンの個人HP巡りの時に読んだ話をちょっとパクッたものです。内容的にはそのHPと違うので。
雲行きが怪しくなったら消します。
因みに少女と少年は適当に自分の気に入ったキャラを当てはめてみて下さい。
それでは、読んで頂き有難う御座いました!
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