獣駆 宵夢
宵闇 静か
乱すは この鼓動
全てを 捨て疾駆(はし)り出す
薄墨桜
舞い飛ぶ花吹雪
月光(ひかり)はここに届かず
長く伸びた陰に捕らえられてる
伸ばした指かわす花弁(はなびら)ひとつ
桜花(はな)に心託す
行方知らぬまま
闇に涙を流すケダモノ それを
誰が知っているとお前は言うのか
散り逝く桜 翔け逝く月の その外に
( 間 奏 )
上弦の月
夜空を渡り行く
静寂(しじま)伝い駆け抜ける
何を求める
それさえも知らずに
乱れた吐息は熱い
流れる血潮は赤いのだろうか
遙か高みを今宵も月は行く
桜花(はな)に心乱し
情け知らぬまま
闇が閉ざした淋しい獣 それは
誰も知らない顔 答えは聞こえず
散り逝く桜 翔け逝く月に 声は無い
( 間 奏 )
薄墨の華
その陰に潜む
獣の唸りは低く
傷を隠して
密かな笑い声 静かに 静かに
( 間 奏 )
舞い上がれ今宵は
月も空渡る
解き放たれたケダモノの陰映し
桜はらはら散る
夜の暗がりを
心知るケダモノが駆け行く
花吹雪
* * *
よいやみ し ずか
みだすは このこ どう
すべて を す て はしりだす
うすず みさくら
まいとぶはなふ ぶき
ひかり は こ こ にとど かず
ながくのびたかげ にとらえ られてる
のばしたゆびか わ すはなびらひとつ
はなに こころたくす
ゆくえ しらぬまま
やみに なみだを ながすけだもの それを
だれが しっていると おまえ はいうのか
ちりゆ くさくら かけゆ くつきの そのほかに
( 間 奏 )
じょうげん の つき
よぞらを わたりゆく
しじま つ た い かけぬける
なにを もとめる
それさえ もしらずに
みだれ た と い きはあつい
ながれるちしおは あかいの だろうか
はるかたかみをこ よいもつ きはゆく
はなに こころみだし
なさけ しら ぬまま
やみが とざ した さびしいけもの それは
だれも しらないかお こたえはきこえず
ちりゆ く さくら かけゆ くつきに こえはない
( 間 奏 )
うすずみの はな
そのかげにひ そむ
けもの の う な りはひくく
きずを かくして
ひそかなわらい ごえ しずかに しずかに
( 間 奏 )
まいあ がれこよいは
つきも そらわたる
ときは なたれた けだもののかげうつし
さくら はらはらちる
よるの くらがりを
こころ しる けだ ものが かけゆく
はなふぶき
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想