【A1】
私こんな日々を生きてきただけだった
本物なんてもの いないと信じたまま
流れる雲はただ雨色を匂わせて
「所詮この世界は」 石ころを蹴飛ばして

【B1】
あと少しだけ 生きてみたなら
どうだろう
こんな私でも変われる?

【S1】
こんな灰色で曖昧な世界
偽物が踊る舞台の上
どんな色彩が私を汚すの?
霞んだ名前のまま

【A2】
また今日も歩いた そうしてまた帰った
息が続いている それだけ理由にして

【B2】
あと少しだけ そうした先は
もうすでに 息は切れてしまったかも

【S2】
こんな魅せ物の私たちが舞う
本物のいない舞台の上
それがいつの日か崩れていったら
揺らぐ存在の意義

【B3】
あと少しだけ もう少しだけ
いつまでも 枯れた呼吸ひきずり舞う

【S3】
こんな灰色で
こんな曖昧で偽物だらけの
何者でもないそんな世界
幕はまた上がる舞台でまた舞う
終わりの時来るまで


ーーーー以下ひらがな歌詞ーーーーーーーーー


【A1】
わたしこんなひびををいきてきただけだった
ほんものなんてもの いないとしんじたまま
ながれるくもはただあまいろをにおわせて
「しょせんこのせかいは」 いしころをけとばして

【B1】
あとすこしだけ いきてみたなら
どうだろう
こんなわたしでもかわれる?

【S1】
こんなはいいろであいまいなせかい
にせものがおどるぶたいのうえ
どんなしきさいがわたしをよごすの?
かすんだなまえのまま

【A2】
またきょうもあるいた そうしてまたかえった
いきがつづいている それだけりゆうにして

【B2】
あとすこしだけ そうしたさきは
もうすでに いきはきれてしまったかも

【S2】
こんなみせもののわたしたちがまう
ほんもののいないぶたいのうえ
それがいつのひかくずれていったら
ゆらぐそんざいのいぎ

【B3】
あとすこしだけ もうすこしだけ
いつまでも かれたこきゅうひきずりまう

【S3】
こんなはいいろで
こんなあいまいでにせものだらけの
なにものでもないそんなせかい
まくはまたあがるぶたいでまたまう
おわりのときくるまで

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

偽物に再演を

うそ(ほんとう)様の曲
https://piapro.jp/t/4bygに応募させていただきました歌詞です。

偽物の私は今日もまた、舞台の上で舞う。

閲覧数:166

投稿日:2024/05/03 21:32:49

文字数:901文字

カテゴリ:歌詞

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