白紙ではなかったはずの 合間にあったものは
ドラマを見出せなかったぼくの まばたきでしょうか
ただ 無為にしてきた事に「何が 足りなかった」って
「仕方なかった」って 声はうず巻いて
ぼくは目を伏せるから
あの日 立ち消えになっていった あんなに悩んだら
壊し合うこともないぼくらは 散り散りに呼吸をする
ほころんだものは また結び直されて 痛かった
擦れた足はまた今も 治癒を重ねるように
ただ 無為にしてきた事に「何が足りなかった」って
不意に「仕方なかった」って 風は 強く巻き上がって
そんな人生だったって 流れ着いたなら笑って
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