君は可愛いだなんて一言言えれば
私の気はそれで済むのだ
だってほんとに可愛いのですって
隣の席で思うのだ

夏が混ざった空気を飲んで
教室の牛乳と流し込む
だってほんとに可愛いのですって
早く伝えられればね
そんな勇気を私に

よこせ!
人を素直に褒め称えられるような
そんな才能を私に!
よこせ!
私は君とまだもっと行ける
そんな気がするから!

帰り道何度も可愛いと
言おうと言おうとするのだそれでも
私の身なりは良いもんじゃないさ
隣を歩いて感じちゃう

夏休み直前の荷物の中に
そんな気持ちを押し込むけれど
荷物検査に引っ掛かる
「ずっと言えないままでいいのかよ?」
よく分かってるじゃん君
いいわけないじゃん君

ほらよこせ!
迷わないで人を誉められるような
そんな才能を私に!
よこせ!
口に出したらミュートした思い
きっとキラキラするから!

似合ってるとか可愛いとか
想いは見えないくせに
皮膚通り抜けてはくれないから
よこせ!
私は君とまだもっと行ける
そんな気がするから!
きっともっとキラキラするから!
可愛いって一言言えるような
勇気を私に!

まだもっともっと行ける
そんな気がするから!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

舌と夏

閲覧数:39

投稿日:2024/09/30 02:12:08

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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