いのち萌ゆる香りを
風は静かに運び
無邪気な君の影に
頬ずりする

飲み込んだ疑問符が
口から溢れ出した
限界はずっと前に
突破していた

細い腕を掴んで
さらえたなら
どんな罪も罰も
愛そう

水晶の瞳に
写される世界は
やさしい色で描かれて
いますように

侵食する黒に
黄金の矢放ち
君が立つ大地の上に
花咲かせよう

涙枯れた笑顔で
運命を受け入れる
君のそんなところが
ぼくは嫌い

薄く小さな胸に
誰もが甘えたくて
こぼれそうな混沌
見えないふり

重ね続けた嘘で
消えた本音
せめて僕のそばで
泣いてよ

君のいない世界は
壊してしまおう
幸いをそっと希う
ただひとり

歌う 笑う 愛する
当たり前のこと
生きることを渇望しろ
享受しろ

君を奪う存在 それを
誰が神と呼べるものか
四肢がすべて失われても
君を孤独にさせはしない

細い腕を掴んで
さらえたなら
どんな罪も罰も
愛そう

君のいない世界は
壊してしまおう
幸いをそっと希う
ただひとり

光のない世界
取り残されても
最果ての地からずっと
歌い続けよう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

rebellion lamb.

世界の再生のために産まれる前から生贄になることが定められている子と、その子を想っている子の歌です。

閲覧数:189

投稿日:2017/09/28 02:13:41

文字数:468文字

カテゴリ:歌詞

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