ある日、僕は死んだ。

歌詞

ある日、僕は死んだ。
肌寒い、十月に死んだ。
人生など考えてないが、
後悔ばかりが募るんだ。

辛い、毎日に死んだ。
世知辛い、毎日に死んだ。
運命など信じてないが、
願うことしか出来ないや。

「まだ何も知らなくていい」と
そんな日々を過ごしていたかった。
くだらない事に手を付けて、
笑い合える日々が欲しかった。
忘れたい過去も、拭えない汗も
「思い出」のひとつに入るんだろう。
特別に思えること全て、
周りは「当たり前」なんだろな。

黒く塗りつぶして消えちゃいたい、
そんな日々をいつも謳歌して、
叶わない未来描き続け、
「死にたい」だけで埋めつくした。
「誰かのために生きなさい」とか、
「誰かを幸せにしろ」だとか、
他人に報われる為だけに、
自分の心隠すんだろな。

ある日、僕は死んだ。
何も無い、学校で死んだ。
将来など考えてないが、
今はこれでいいや。

「もう頑張らなくていい」と、
そんな言葉を掛けて欲しかった。
何もできないのならばせめて、
明日の事など忘れていたい。
正しい正義も、差し出された手も、
ただの「嘘」だからもう信じない。
当たり前に見えるもの全て、
周りは「普通」じゃないんだろな。

鈍く重い声思い出して、
心の内側を殴打する。
淡い期待などただの塵で、
「生きたい」言葉も無くなってた。
「誰かのために生きなさい」とか、
「誰かを幸せにしろ」だとか、
他人の行動の為だけに、
自分の心捨てるんだろな。

わかってたよ、わかってたよ、
何もかも自分のためじゃないと。
わかってたよ、わかってたよ、
それが僕であるためだって。
ほら、わかってたよ、わかってたよ、
ほらちゃんと周りを見てみろよ。
わかってたよ、わかってたよ、

笑ってんだよ、彼奴らは。

黒く塗りつぶして消えちゃいたい、
そんな日々をいつも謳歌して、
叶わない未来描き続け、
「死にたい」だけで埋めつくした。
「僕もあんな風に生きたいな。」
「僕も幸せになりたいな。」
僕の生きてきたこと全てが、
忘れられなければいいのにな。

鈍く重い音鳴り響いて、
体の全て粉々になる。
涙も出なかったこの身体、
最後に血だけが飛び散った。
思い返すものは何も無く、
走馬灯すら見ることも無く、
彼奴らの笑顔見ること無く、
一人で幸せに、

死ねたよ。

ある日、僕は死んだ。
誰にも、悲しまれず死んだ。
短い、人生だったけど、
今は、どうでもいいや。

ライセンス

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ある日、僕は死んだ。 歌詞

ある日、僕は死んだ。の歌詞です。

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投稿日:2022/01/27 11:26:36

文字数:1,041文字

カテゴリ:歌詞

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