薄影の商人

投稿日:2010/06/17 22:30:43 | 文字数:629文字 | 閲覧数:56 | カテゴリ:歌詞

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ムィティチゴロ:鹿児島県に伝わる、一つ目の豚の妖怪。
人の股の下をくぐり、その人の魂を抜き取る。
片耳豚(かたきらうわ)、耳無豚(みんきらうわ)という種類もおり、総じて光を当てても影が映らない。

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TEXT
 

「これはこれは、あなたでしたか
 その節はどうも有り難うございました
 して、こんなへんぴな所に何の御用です?
 見学? 私の商売をですか?
 面白くも何ともありませんよ?
 それでも構わないとおっしゃるなら
 どうぞご自由に」


町裏で店を開く、私は闇商人
お客様の顔色窺いながら
薄暗い世界を渡り歩く
裏道の商い

日の当たらないこんな陰気な場所こそ私にとっての良き住処
胡散臭いこの商売に足を向けるあなたもあなた

お手に取られたその商品
決して安くはありませんよ
後悔しませんね?


影裏で店を開く、私は闇商人
お客様の足元窺いながら
ぐらついた世間を渡り歩く
非合法商売

巧みな話術で取引相手を惑わし出し抜き利益を奪う
頼りにするのはあくまでお客様の懐の中身

何をそんなに怒鳴られるのです
騙されたあなたが悪いのです
間違い無いでしょう?


この軽い口先ぐらいが私の人として誇れる所です
人の足の間をかいくぐりながらの生活ですから

あなたご自身気付かれなかった
あれほど忠告したはずです
文句はおありですか?


「そもそも私らが扱う商品が
 一体いかなる物なのかですって?
 おやおや、それ程に気になられますか?
 話してしまっても構いませんけれど
 大事な事一つ、忘れていませんか?
 あなたと私らの住んでいる世界の
 常識やモラル、そういった違いを
 もし下手な手段で手を出してしまわれたら

 盗られちゃいますよ 大切なものを」

初音ミクを始めとするボーカロイド達の歌声に導かれて、この地にやって来ました。

「自分もオリジナルの歌詞でボーカロイドを歌わせたい……」
「だけどDTMもボーカロイドも作曲技術も無い……」
「でもここなら、自分の書いた歌詞を誰かに使ってもらえるかもしれない」
「どうせなら何か自分の好きなものを下敷きに歌詞を創って載せるのはどうだろう」
「自分の好きなもの……?」
「……妖怪だ」

……といった図々しい考えで、主に日本の妖怪をモチーフにした歌詞を書かせてもらっています。
モチーフというより、妖怪を現代のキャラにアレンジした歌詞といった感じでしょうか。
拙い文章ですが、気に入っていただければ嬉しいです。

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作品へのコメント1

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    ご意見・感想

    いつの時代も詐欺がありましたが、これはどんな騙しを行ったのか気になりますね。
    お金か土地か、はては命か。色々な想像をかき立てられます。
    最後の「盗られちゃいますよ、大切なものを」という言葉がお気に入りです。

    2009/12/16 16:10:30 From  碧夜

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