いま翳が差して明日はもう祈らないんだ

「春が来て雪がほどけて、哲学もいらなくなって、
それでも僕たちは死ぬ理由を探していた。
先生は帰ってこないと、薄々と気づいていたのに、
朝食の席で外を見つめ黙っていた。」
「春が来て雪がほどけて、哲学もいらなくなって、
それでも僕たちは書庫から出られずにいた。
先生は帰ってこないと、薄々と気づいていたのに、
朝食の席で外を見つめ黙っていた。」

それでもまだ幼い記憶があって
冬の蕾は腐っていく
それでもまだ幼い記憶があって
冬の蕾を塞いでいく

「滅びゆくものだけが美しいと信じてみて。
かつて信仰であったものは散佚したのだと信じてみて。
残酷な白い春のために。
君を欺いた言葉が、その力をうしなうように。」
「忘れられた嘘だけが正しいと信じてみて。
かつての不変であったものは散佚したのだと信じてみて。
残酷な白い春のために。
君を欺いた言葉が、その力をうしなうように。」

いま翳が差して明日はもう祈らないんだ

「春が来て雪がほどけて、哲学もいらなくなって、
それでも僕たちは死ぬ理由を探していた。
先生は帰ってこないと、薄々と気づいていたのに、
朝食の席で外を見つめ黙っていた。」
「春が来て雪がほどけて、哲学もいらなくなって、
それでも僕たちは書庫から出られずにいた。
先生は帰ってこないと、薄々と気づいていたのに、
朝食の席で外を見つめ黙っていた。」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

散佚、イベリスの四月


「散佚、イベリスの四月 / 闇音レンリ, 滲音かこい」の歌詞です。
[ニコニコ動画] https://www.nicovideo.jp/watch/sm4368400

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投稿日:2024/04/29 15:38:03

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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