【A1】
真夜中　瞳　閉じたら
いつかの　記憶　流れ出した
ほら　幻

樹の下　二人　佇む
花弁（はなびら）　一つ　落ちてくなら
もう　戻れない

【B1】
あの桜は
まだ咲いていた
笑い合って
手を繋いでた
帰りたいよ
あの時間（とき）

【S1】
痛いくらい
激しく
胸を抉る　別れでも
忘れたいのに
忘れられない
大切な人

時間が過ぎても
私は
未だ夢現なままで
終わりが来ても
散らずにいてよ
隣に居るから
離れないでいて

【A2】
褪せてく　君の　横顔
花弁（はなびら）　一つ　握り締めて
瞳（め）を　覚ました

～間奏～

【B2】
あの桜は
もう枯れていた
泣きじゃくって
歩き続けた
辿りついた
この人生（みち）

【S2】
痛いくらい
優しく
胸を焦がす　想いなら
忘れたくない
忘れないから
抱きしめた過去

たとえ離れても
二人は
別々の今を生きてる
終わりが来ても
花が散っても
一人になっても
振り向かないから


――――――――――――――――――
以下、平仮名。


【A1】
まよなか　ひとみ　とじたら
いつかの　きおく　ながれだした
ほら　まぼろし

きのした　ふたり　たたずむ
はなびら　ひとつ　おちてくなら
もお　もどれない

【B1】
あのさくらわ
まださいていた
わらいあって
てをつないでた
かえりたいよ
あのとき

【S1】
いたいくらい
はげしく　むねをえぐる　わかれでも
わすれたいのに
わすれられない
たいせつなひと

じかんがすぎても
わたしわ
いまだゆめうつつなままで
おわりがきても
ちらずにいてよ
となりにいるから
はなれないでいて

【A2】
あせてく　きみの　よこがお
はなびら　ひとつ　にぎりしめて
めをさました

～間奏～

【B2】
あのさくらわ
もおかれていた
なきじゃくって
あるきつづけた
たどりついた
このみち

【S2】
いたいくらい
やさしく
むねをこがす　おもいなら
わすれたくない
わすれないから
だきしめたかこ

たとえはなれても
ふたりわ
べつべつのいまをいきてる
おわりがきても
はながちっても
ひとりになっても
ふりむかないから