「さて始まりましたツッコミし隊！　この番組では私とリンちゃんがツッコミまくるトークをお届けします！」
「ツッコミまくりますよー」
「今回は『文章編☆１１』ということで、この文章をテーマにツッコミトークをしようかと思います」
そうして、どこからともなく、ボードを取り出してカメラに向けるミク。
「前回の１０回目は、なんかよく分からない展開になっちゃいました。今回は、何でしょうかー」
「・・・『日常生活に埋没して夢を忘れる』です」
「なんか、最近こういう系が多いような気がするのは、私だけでしょうか？」
「でも、日常生活に埋没するって、悲しいですよね」
「そうだねー。さすがのリンさんでも、埋没はしたくないですよ、はい」
「たとえ日々の生活に埋没しても、夢は忘れちゃだめですよ」
「・・・そうなの？」
「夢は、真実です」
「・・・ほへー、なんか意味が深い・・・」
「現実は厳しいし、いやなこともたくさんあります。それで、人々は夢を見るんです。しかし、それとは反対に、夢の中の住人たちは現実を見るんです。そうしてお互いは成り立っているんです」
「つまり、夢と現実、どっちが欠けてもだめってことなんですねー」
「そういうことです」
「今回は、なんかすっごくまともな気がしますよ。久々に」
「そうですね。リンさんは、頷いてばっかりでしたから」
「・・・」
「でも、夢って何だと思います？」
「夢・・・ですか」
「夢は見ようと思えば、見ることができるんですけど・・・」
「・・・」
「・・・・・・・空？」
「おぉ」
「空は見ようと思ったら、見れるし・・・なにより、広くて高いからねー。多分、夢ってそういうところにあると思いますよ」
「へぇ、リンさんは着眼点がいいですね」
「私、よく空見上げますからね。空見てると、まだまだがんばらなきゃなって、元気をもらいます」
「そうですかｗ」
「そうですねｗ」
「あ、そろそろ時間なので、それではみなさんまた来週」
「また来週ー！！」