独り寂しく生きてきたモノ
心満たすは人喰いだけ
暗い暗い森迷う哀れな少女
お前は一体どんな味だ
怖がりもせず彼女は微笑みました
『そう、お腹がすいてるの?』
少女がくれたまっかなリンゴは
甘酸っぱい味がしました
初めて言った素直な言葉
ありがとう、とはなんと優しい
独り悲しく生きてきたから
引き留める術など知らない
“悪い悪い魔女かけた呪いの魔法”
“ホントの姿はこれじゃあない”
疑いもせず彼女は泣き出しました
『かわいそうな王子様』
少女についたまっかなウソです
嫌われたくはなかったから
初めて知った綺麗な気持ち
殺したい、とは違うみたいで
醜いオオカミの腕の中
美しく眠る少女
彼は優しく髪を撫で
まっかな頭巾を贈りました
独り嘆いて生きてきたけど
心満たすは愛しい君
黒い黒い森囲う妖しい闇に
気づくことなんて出来なかった
突如響いた惑わす悪魔の叫び
『オオカミから逃げなさい』
少女は光るまっかなヒトミで
虚空をじっとみつめました
初めて思う死なせたくない
安全なのは一体どこだ
少女を守るまっかなオオカミ
銃声からかばうはお腹
初めて知った自分の味は
誰よりも醜い味でした
少女を救うまっかなウミから
猟師は笑う闇のように
初めての恋ここで終わるか
彼女は猟師に恋しました
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