「うんこもしっこもしないってどういう事なんだ?おぉ?」
「つまり、体内に取り込んだ栄養を分解して完全に使い切るって事なんだよ。本当はちょっとだけは残るけど、焼却する事で燃料になる」
「別にしてもいいじゃん。人間に合わせてもいいじゃん」
「いや、ダメ」
「なんd」
「だめだめだめだめ!!だーんんんんめ!!」
「だからなんd」
「美少女はうんちもしっこもしないんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「おぅふ…(目が怖ぇぇ…)」
「まぁ美少女がうんちやしっこをするというのを楽しむ輩はいるのだれども、僕はそんなクソ野郎とは違う。僕は美少女のうんちを食べたりしっこを飲んだりしない!」
「なんだ、それを褒めてもらいたいのか?」
「…いや。そうじゃなくて!」
デブは机の上にあるボタンをポチッと押した。このボタンってウェイトレスを呼ぶボタンじゃないのか。そりゃそうだね。すると、部屋の壁がガラガラと相手中から白板が出てきた。ホワイトボード。そのホワイトボードには汚らしい時で『初戦反省会』と書かれてある。
「はんせいかぁいいいっ?」
「そうだよ!」
「反省するのはお前だろうが!武器を積み忘れやがって!」
「うん…まぁ、それも反省点のひとつだよ」
「俺の反省点はなんなんだよ!」
「色々ある!」
「ほほう…(拳をコキコキ鳴らしながら)なにかな?(にっこり笑って)」
「僕は恐怖には屈しないぞ!」
「いいからなんなんだよ」
「まずキメセリフが無い」
「だってそりゃぁ、まだ来てから間もないから」
「でもいつかは考えないとダメじゃないかい。そうだ!やってみてよ!何かヒーローっぽいキメセリフを!ふひひっ!!!」
デブはそう言うと机に両肘をついて、その手を顎に添えるというまったくもってムカつく格好で俺を見ている。なんだか俺がやるような雰囲気になったので仕方ない。ヒーローっぽいカッコいい奴をやるか。
「えっと…」
「『えっと』とかいらないよ!ヒーローはキメ台詞の前に『えっと』とか溜めて言わないよ!!!」
「あーはいはい。うざいなー」
少し間を置いてから少し深呼吸をして、
「ふるえるぞハートオォォォォ!燃え尽きるほどヒィートォォォォ!!おおおおおおおおおおっ、刻むぞケツ…」
「だめだめだめだめだめ!!!だぁぁぁぁんっっめ!」
「なんでだよ!」
「なんというか、汗臭すぎる」
「汗臭いのはお前だろうがよ!」
「そういう汗臭さじゃなくて、セリフが暑すぎるんだよ…ふむむぅ…。なんていうのかな、マッチョな男とか石仮面とか吸血鬼とかそういう萌え要素が全然ない展開が待っていそうな」
「萌え要素いらないし」
「いるの!!この殺伐とした日本だよ、不景気なご時世だよ、街を歩く女どもは肉便器ばかり…。信じようとしても色々なものに何度も裏切られる…。そんな日本男児が唯一神として崇め奉るのが2次元の世界にある美少女達!!その神が、神だからこそテロリストという名の犯罪者達から日本を守れるんだ!もしあの戦車と戦っていたのが汗臭そうな…例えばブサイクなリュックを担いでいるオタクだったとしようか。だとしたら君ならそれをみたらどうする?」
「とりあえず戦車とオタクの両方を始末するな」
「でしょ?」
「ふむ…見た目とかもヒーローには必要と言いたいんだね」
「その通りなんだよ!!!!1」
「まぁ、言いたいことは解ったよ。でもそういう萌え萌え要素なキメ台詞を考えたところでその台詞をいい終わるまで敵は待ってはくれないし、それに俺だって気が動転してたら台詞言うの忘れちゃうかもしれないし。というか、美少女だったら台詞とかどうでもよくね?」
しばらく考えたあと、デブは
「…う、うん…」
と言った。
4 初戦反省会会場 3
http://d.hatena.ne.jp/ciima/ よろしくお願いします!
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