何も無い、ただただ、普通の日。少し、じゃないか、戦争に、空襲に怯えているけども、それでも、今日は普通の日になる筈だった。







 11時2分、その時は時間なんて分からなかったけど、皆がそう言うのだから、そうなのだろう。ともかくあの時から、いや、広島に“アレ”が堕とされた時から、もう、
















 地獄は始まっていたんだ。だから此れは、唯の延長線。

























 気付けば“ソレ”は堕ちていた。ただ、静かに、堕ちていった。その後巻き起こったのは、爆風、なんてモノじゃない。あれだけ、あれだけ“ソレ”が堕ちた場所から離れていたこの場所なのに、子供とは言え、男である僕が吹っ飛ばされ、文字通り吹っ飛ばされてしまったのだ。

























 そして、辺りを見てみると、其処はもう、地獄としか思えなかった。
























 今まで、今まで、何もなかったのに、何も起きてなかったのに、あんな、黒い塊が一つ、堕とされただけで、街は、町は、変わってしまった。






















 


 血、血、血、血、血、血血血血血血! ボタボタと止め処なく流れていく、僕の、額から顔から胴体から足から。そして、極めつけは、僕の腕。


























 右腕はもう、右腕と呼ばれるモノが存在してなかった。ただ、ダラダラと、瀧の様に、水の様に、血が流れていく。
































 あぁ、死ぬんだ。腕には結構血管通ってるって聞いた事あるし。このまま、二分も経てば、死ぬんだな、僕。

































 死・・・? 死・・・? ・・・・・・・・・嫌だ。まだ生きていたい。生きていたい生きていたい生きていたい生きていたい生きていたい! 










 このまま、死ぬのは嫌だ。何で? 何で? 僕は、僕らは、ただ、ただ・・・・・・





































 普通に、生きていたかった、だけなのに。































 今、こんな平々凡々とした生活なんて、詰まんないな、と思ってる人がいれば、僕は問いたい。


「普通の生活が幸せなのに、如何して貴方は気付かないの?」 と。


















 普通に、友達と話して、一緒に笑い合って、時には喧嘩して、仲違いして、そして、仲直りして。そんな毎日が幸せだと言う事に、なんで気付かないのだろう?


























 僕は問いたい。普通に生活できる事こそが、幸せなのだと。けれど、そう言ってる僕だって、気付かなかった、気付けなかった。その事に。






































 今の生活が、何かによって崩れた時、今までの生活が幸せだった事に気付かされる。けれど、その時には、もう遅い。































 だから、今ならまだ、手遅れじゃないから。君達に言いたい。

 何、そんなに難しい事じゃない。ただ、考えてみて欲しいんだ。







































 世界が平和になるために、本当に、原爆は二度も堕とされる必要があったのか、と言う事を。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

忘れてはいけない

広島編に続き、今回は長崎です。ちょっとグロいかな・・・? でも真実から目を逸らしても、真実は事実で、起こった事に変わりは無いから。だからこそ、しっかりと目を開いて、見るべきなのだと私は思います。

今回は男の子視点でした。前が女の子だったので。因みに腕云々は今日部活の時に部活の男子から仕入れたネタです。ネタじゃないけど。リアルで死ねるらしい。怖いな! 

あ、終戦のも書きたいけど山形に帰っちゃうから書けない・・・。帰ってきたらあげようかな・・・。誰も見ないだろうけど←

それでは、読んで頂き有難う御座いました。

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閲覧数:204

投稿日:2010/08/09 18:58:53

文字数:1,517文字

カテゴリ:小説

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  • かりん

    かりん

    ご意見・ご感想

    こんばんは!!

    最後のほう鳥肌がたちました。

    とても考えさせられるような内容でした。
    他人それぞれ悩みはあるんでしょうけど、こうやって生きていられて、普通に生活できる。ということがどれだけ幸せなのか、あらためて実感しました。
    戦争って嫌ですね。
    なにも生み出さず、人を傷つける。
    戦争を無くすためには、どんなことがあったのかを忘れず、それについてよく考えることが大切ですよね。
    わたしもなにか自分に出来そうなことを少しずつ探してみたいと思います。

    すばらしい作品ありがとうございました。

    2010/08/09 21:31:01

    • lunar

      lunar

      こんにちは。お返事遅くなって申し訳御座いません・・・。

      鳥肌が・・・? それはきっとその時部屋が冷房効き過ぎてたんですよ、きっと!←

      考えさせられるような内容を書いた覚えはないのですg(ry
      個人個人の悩みなんて、ぶっちゃけ、殆どの場合、下らない、て事ですよね。確かに本当に、本当に悩んで苦しんでる人はいるけれど、それって人数、凄く少ないですよね。私達が普段抱えてる悩みとかってそういう人達から比べたら凄く些細な事で、ある人から見たら羨ましいと思われる悩みだったりしますからね。
      戦争は嫌いです。そもそもやる事に何の意味があるのかを問いただしたい位ですね、本当。
      何も生まないんです。生まれるのは、憎しみ、悲しみ、そして決して癒える事のない身体と心の傷。
      事実から目を逸らすな。しっかりと己の眼で確かめろ。此れが真実であり、此れが人間の行く末だ。もう一度このような事を起こさない為に、自分達が何をすればいいのか、考えろ。
      ・・・偉そうな事言って御免なさい。ちょっとマンションの屋上逝ってk(ry

      ・・・こんな駄文で御免なさい。いや、全然素晴らしくないですから! 下手ですから! 戦争経験者に怒られる!

      此方こそこんな駄文を読んで下さり、有難う御座いました!

      2010/08/11 18:09:12

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