月蝕

何も無い
空っぽな僕の手
幻に追われ
ネヲンの街に独り
泣きそうな空の先
十六夜の月にキミの影探した

離れた距離が 逢えない日が
僕の月を蝕んでた
掛け違えてすれ違う想い
宙漂う

重ねた指と指で
交わした約束さえ
迷い断ち切れなくて
棄てた静かの海へ
明日の事でさえ
何も見えないから
優しい偽りで
眠らせた

接続は切れたまま
月読命の月明かりに
呑まれ消えた

飛べない僕に
遺されたのは
切なさだけが滲む空

大丈夫さ、と強がってみても
消せない罪

離れた距離 逢えない時間に
壊された影だけ遺して
昏い月が照らす花の中
ひとり絶えた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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月蝕歌詞

月蝕の歌詞です

閲覧数:223

投稿日:2021/07/06 21:08:12

文字数:277文字

カテゴリ:歌詞

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