君の隣にいた時の記憶を
久しぶりに思い出していた
少しばかり時間が過ぎていったけれど
僕はまだ何もかも忘れられないまま
毎日、毎日が忙しくて
減っていった日常の会話 
すれ違いに気づかないように
君の隣にまだいられるように
僕はいろんなことから
目を逸らしてしまっていたんだ

「好きな人ができたんだ」と
僕に告げた君は
少しだけ
大人びていた気がした
あの時に吹いていた春風は
今年も変わらずに吹いている

あの時のことをいくら思い出したって
君の隣にはもう戻れないのに
出会いがあれば別れがあると
わかっていたのに
心の傷は熟れて仕方ないや
春時雨のように不安定だった僕らの関係を
いい加減に忘れなきゃ忘れなきゃ
ひとりでも歩いていくんだ

あの春に見た桜の木は
いつの間にかなくなってしまったみたいだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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さくらしぐれ

さくらしぐれ の歌詞です。
歌ってみたなどにご利用ください。

閲覧数:27

投稿日:2024/08/24 14:44:33

文字数:353文字

カテゴリ:歌詞

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