こちら都市環状高速
橙色に囲まれて
知らない人が見れば
単なるうねるネオンの迷路だろう

こちら電波受信圏外
教育テレビを眺めて
ズル休みもだんだん手について
今日もどこにも行かないのに
なんで私を連れ去っていくの

ここで交わった 二人の距離は
瞬く間もなく
暗がりを 照らし続けた
馬鹿みたいね


8kmポスト 静寂の上に立って
天文単位 そんな空想を見た
二人きりで

こちら交通管制室
知らない街のパトランプ
明日も続くと信じた
海ですら島になるんだから

こちら電波受信圏内
日常だけを見下ろして
道標は煩い程あって
ラジオから出る感情の無い音が
今日も私を連れ去っていくの

ここで始まった 二人を乗せて
都市環状高速はいつまでも続いて
知っている最後 忘れふりをして
馬鹿みたいね

ここで交わった 二人の距離は

馬鹿みたいね

「どうにか明日の朝に着ければいいんだけど...」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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11 vapor lamp 歌詞

閲覧数:453

投稿日:2022/04/27 13:41:11

文字数:398文字

カテゴリ:歌詞

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