最終回を繰り返していた
笑い合った あの日の二人は遥か
月光の下 眠る貴方と
とっ散らかったままのカトラリー

自分を切り捨てたらハッピーエンドと気付いて
心にそっと蓋をして「幸せだ」と謳った
互いに思い込んで 違えて押し殺して
不正解の愛情を信じて腐り果ててた

透明な傷でぼろぼろになって
さよなら が正解と知っているけど
貴方が傷を癒す隣に
自分が居たら と願ってやまない
これは祈りか 呪いの楔か

シリーズドラマ 長引いていた
何時しかの遊園地の記憶も 彼方
日々増えていく 飲み残しが
相対の諦観を語った

思い出す貴方はいつだって
何処か別の場所を見ていて
輝く貴方と その瞳が
酷く恨めしいと思えども
耳まで赤く染めた台詞が
密やかに触れていた温度が
昨日事のように思い出せて
静かに胸をギュッと締め付けてた

曖昧な態度でやがて霞んで
間隔も表情(かお)もわからなくなった

透明な傷でぼろぼろになった
左様なら と切り出して そして 嗚呼
貴方が優しく笑む隣に
自分が居たら と願ってしまう
これは呪いか まだ恋なのか

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  • 非営利目的に限ります
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そしてまた過ちをなぞる

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投稿日:2023/03/20 14:05:17

文字数:469文字

カテゴリ:歌詞

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