私の影を切り取って
青い瓶に詰め込んだら
少しは静かになるよ
君の寄越した歌だって
もう歌わないさ
壊れたオルゴールみたい
同じところを繰り返す
そんなことももう辞めて
綺麗な造花になろうか
その窓際にて
忘れた頃に落下する
三番目の音符を愛している
滅ぼす罪もないはずなのに
追われる夢で目を覚ます
なんておはよう眩しい朝だ
咲いた影絵 硝子の国
君さえそこにいなければ
今すぐ言いたい言葉があった
まるで壊れたエトセトラのよう
何千回と繰り返す
「 」
大切だったものだから
踏み壊すのは躊躇った
土星の丘に沈めて
星を手向けたいくらいに
宝物だって?
名前も知らず飲み下す
落し物の釦とよく似ている
詳しく話す時間があれば
いくらか君も知れたろう
けれどさよなら尊い朝だ
褪せた影絵 名残の指
私がここにいなければ
君は宇宙へ旅行に行ったと
さして興味もない顔で綴る
何十回か繰り返す
「 」
この部屋に溢れてやまない
あぶくのような酸素
薄い目蓋の向こう側で
見てきた劇のようだ
滅ぼす罪もないはずなのに
追われる夢で目を覚ます
なんておはよう眩しい朝だ
咲いた影絵 硝子の国
君さえそこにいなければ
今すぐ言いたい言葉があった
まるで壊れたエトセトラのよう
何千回と繰り返す
「 」
応える義理もないはずなのに
それでも声は跳ね返る
けれどおはよう気怠い朝だ
息を潜め 硝子の国
君さえそれを望むなら
両手に差し出す言葉があった
白い天井も満たして染める
何千回と説き明かす
「 」
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