A1
君はいつもそのイスで
楽しそうに僕の
話を聴いて
紅茶を注ぐ
A2
その銘柄を当てて
微笑む君の目は
どこか寂しく
遠くを見てた
B
壁の写真
君と写る
笑顔の彼
遠くへ消えた
S1
いつまでも
その彼に捉われて
いる君がいた
S2
僕は彼
にはなれないから
まだ
救い出せない
A1
彼女の中で彼は
あまりにも大きな
存在だった
誰よりも
A2
6年待ち続けて
帰ってきた彼の
遺品だけが
ゆがんでいて
B
彼女だけが
あのころと
同じままで
立ち止まってた
S1
「僕がいる」
まだその言葉は先
さあとりあえず
S2
少しずつ
ともに歩いてゆこう
そばにいるから
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