月夜ニテ待ツ
此処デ 独リ

灯籠(とうろう)ガ揺レル 私ノ心ノヨウニ
最後ノ灯(ともしび) 躊躇ウコト無ク
吹キ消ス唇 血ノ紅(あか)ニ彩ラレテ

落ツル泪ハ袂を濡ラシ
締メ付ツケルヨウナ 此ノ痛ミサエ
気付カヌママニ
遠ザカル 貴方ノ姿

一夜ダケ泣ク
此処デ 独リ

終焉(おわり)ニ怯エル 全テヲ失ウ事ニ
貴方ノ微笑ミ 砂ト成ルナラバ
動カズ待ツテイル 夜ノ翳(かげ)ニ呑ミ込マレテ

真サエモ偽リニ屈シ
欲シイト願ツタ 其ノ愛サエモ
嘘ニ穢レテ
擦レ違ウ 貴方ト私

待テドモ来ハセヌ ワタシハ愚カナ女
裏切ツタ貴方 罪ハ重ケレド
此ノ世ノ何処(いずこ)カ 幸セデ居ルナラ良イ

薔薇ヲ手折レバ突キ刺サル棘
疼キ出スヨウナ 此ノ痛ミナド
何ノ事ハ無ク
想ウノハ 貴方ノ言葉

白夜ニテ死ス
此処デ 独リ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

待宵月

全カタカナで頑張ってみました!
愛しい人を待ち続けていた女の話です!(?)

閲覧数:94

投稿日:2010/06/09 19:13:20

文字数:356文字

カテゴリ:小説

クリップボードにコピーしました