楽音がうっかり始めちゃったブログ・星辰抱懐→http://rakuneio.blog76.fc2.com/ 特徴: 中二病、ヤンデレ、ネトゲ中毒患者…etc. 創作分野: 詩か小説か判別がつかない謎の文章。 基本性格: 熱しやすく冷めやすい、矛盾の塊、全てにおいて適当…etc. 欲しいモノ: 作曲技術or作曲の出来るトモダチ。 座右の銘: 『臨機応変』『絶対忠誠』 その他: 『溺愛』という言葉が似合う…らしい。
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もしも私が 貴方の傍に居れるなら
私は出来る限りのことを何だってして 貴方を幸せにします
もしも私が この宇宙の支配者になったなら
私はその権利を全部 貴方が楽しんでくれるように譲ります
もしも私が たくさんのお金を手に入れたなら
私は貴方が欲しいと思う物を 何だって買って差し上げます
どれひとつと...有り得ない『IF』
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穢れた心を清めて 傷痕(かこ)を埋めていた“罪”をひとつひとつ取り除いて
それでも 闇に染まった此の翼は戻らない けれど…
奏でる旋律は美しき弧を描き 壊れていた心を呼び醒ます
千切れた鎖を繋ぎ合わせる様に 生命の息吹を吹き込む様に
舞い上がる胡蝶の翅が 永久に壮麗で在れと
何もかもが狂った部屋(セ...堕天使はやがて天使へと帰還する
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恋してる?
そんな言葉じゃ足りない
まだまだ上があるって事
アナタが知らないだけじゃない?
何処まで堕ちたってイイの
奥底に辿り着いて
そこから這い上がってく感覚
ハマってゆくの
もう“ヤミツキ”
知りなさい...病音鎮魂曲
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出来るものなら、殺してごらんなさい?
血に濡れたこの私。
『地獄の魔女』を。
幾重にも重ねましょう。
呪縛の紋章。
穢れ無き聖域に踏み込んだ罪。
足掻き苦しみ償うがいいわ。
溺愛。嘘と裏切り。復讐。
朽ちた躯。氷の心。
赤黒い世界に漂う私は、正に、...地獄の魔女
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月夜を映す海面を見つめる横顔。
今にも消えてしまいそうに儚い。
「大丈夫」そう言って手を握る。
…僕は少しでも君の力になってるの?
君になにかあっても、僕は何もできない。
力がないから。君を守りきれない。
それでも、君は安心したように微笑む。
「貴方がいるから、怖くない」
―――嘘。
僕の手を握り返...海面に溶けゆく、泡雪。
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この想いが実を結ぶ事なんて、無くても良いのです。
私はただ、貴方の幸福を願う巫女で在れれば良いのだから。
病の床の貴方。
寒気すら感じる白い病室に居る貴方は、まるで儚い枯れかけの花。
嗚呼。
無理をして起き上がって、私を心配させないように微笑んでくださる。
一番辛いのは貴方と分かっていても、涙が止ま...巫女の祈祷
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何故、雨はわたしを避けて降るのでしょう。
何故、誰もわたしを見ようとはしないのでしょう。
何故、わたしは此処に居るのでしょう。
何故…何故…?
わたしは、死ねないのでしょう――――?
* * *
立ち尽くす少女は、雨に濡れない。
其れがどれ程不思議な現象であっても、人々は振り返らない。
自己...Waking of Eve
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どれほど想っていても、焦がれていても。
私は知ってしまった。
この気持ちは、もう君には受け入れてはもらえない…
君と共有できた時間の一瞬一瞬が、まるで宝石だった。
どれほど時間が経っても褪せない輝き。私は何度だって誓える。
君を永遠に愛し続ける事。その笑顔を決して忘れない事。
けれど、君は違っていた...I want to meet…
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薔薇の香が漂い始める頃。
私たちは音も無く、ただ静かに彷徨い出す。
無数の棘が突き刺さり、どれほど血が流れても。
それを痛みとも感じない。
それほどに求めるモノを手に入れるために。
私たちは声も無く、ただ黙って彷徨い続ける。
燃えるように、残酷なほどに。
薔薇の花弁は赤く紅く、舞い落ちていく。
そう...薔薇色小道の生贄
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誰に何を言われてもイイの。
残りの切り札(カード)全てを掛けて挑む。
例えそれが、限り無くゼロに近い確率でも。
私は遊戯中毒なんかじゃない。
駆け引きの先にある最高の地位が欲しいだけ。
その為なら、
何だって踏み台に、被害者に、犠牲にするつもり。
揃ったスート。
勝ちを確信していたのにね。
相手が使...遊戯の先に望む地位
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闇に浮かび上がるその姿。
掠れ艶めき、囁かれる声。
微かに香る、薔薇の芳香。
唇に残る、自分以外の味。
戸惑い触れる、その指先。
感じた分だけ狂っていく。
穢れ澱みに犯されたカラダ。
何もかもが悲劇の様な惨劇。
貪りながら、傷痕を嘗め合う。
蒼白い月夜の翳に隠れる様に。...感覚の記憶
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『泣かないで…』
君によく似た高い声を聞くたび、思い出すのは最後の涙。
互いに未練を残したまま、別れることしか出来なかった。
背中に突き刺さる嗚咽を振り切って、縋り付く手も払い落として。
そうして迎えた『今日』は、なんて、色褪せているんだろう。
君さえ居れば僕は良かった。
君が幸せそうに笑っているだ...離別桜樹
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姫百合の楽園へと迷い込んだら、全てが麗しく香り出す。
芳しの花蜜に溺れてしまいたくて…
叶わぬ恋を謡う唇が艶めいて、まるで、私を誘うような深紅。
雪色の指先が私を招いた時、このカラダを姫百合が蝕んだの。
Lily paradise…
禁断の花園で二人、交わす愛はまるでラビリンス。
Lily para...Lily paradise
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貴方は罪人。幾重にも吐いてきた嘘は消せない。
わたし、永久に願い続けていられる。
貴方のそのキズアトを見るたびに、心が痛いから。
踊れ、舞え、涙零しながら。
もう、自分の意思では動けない。
赤い靴に惑わされているの―――嘘の代償として。
静かに深けていく宵。籠の鳥も外へ飛び出したがる。
狂乱の言の葉...夜の夢、狂乱の現。
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咲いては朽ちる薔薇の華のように。
高貴に美しく在れたらと。
ひとり繰る書物の中でだけは。
私は姫君で居られるの。
『穢れなど空想よ』と優雅に微笑めるわ。
けれど、私が居るのはこの世界。
腐敗、汚染、堕落。
傷つき、純白の翼さえももがれて。
今は独り、書物庫に棲まう熾天使。
微笑み俯く白百合のように。...フェアリーテイル・セラフ
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月夜ニテ待ツ
此処デ 独リ
灯籠(とうろう)ガ揺レル 私ノ心ノヨウニ
最後ノ灯(ともしび) 躊躇ウコト無ク
吹キ消ス唇 血ノ紅(あか)ニ彩ラレテ
落ツル泪ハ袂を濡ラシ
締メ付ツケルヨウナ 此ノ痛ミサエ
気付カヌママニ
遠ザカル 貴方ノ姿
一夜ダケ泣ク...待宵月