月夜を映す海面を見つめる横顔。
今にも消えてしまいそうに儚い。
「大丈夫」そう言って手を握る。

…僕は少しでも君の力になってるの?
君になにかあっても、僕は何もできない。
力がないから。君を守りきれない。
それでも、君は安心したように微笑む。

「貴方がいるから、怖くない」
―――嘘。
僕の手を握り返す指先が震えてる。
綺麗な瞳の色に、影が差してる。

海面に落ちては溶けて消える。
泡雪のように。
君は静かに海面を見つめてた。

僕には何の力もないけれど。
ひとつだけでいい、誓いたい。
「なにがあっても、君を守る」
―――それだけは、言わせて。

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  • 非営利目的に限ります
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海面に溶けゆく、泡雪。

ずいぶん前に突発的に書いた短文をアップ~(*^^)v
最近、楽音はちょっとし寝不足ぎみかもなのです…

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投稿日:2010/09/28 15:21:40

文字数:276文字

カテゴリ:小説

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