インスタントランナー

怠惰重ね動きにくくて
のんびり迷路に迷う
空回りばかりだけど
それでも世界が進んでいくから

先を望んだ過去の歌に
心変われず未来に怯えた
悲劇のような喜劇さ
それともただ空っぽなだけかな

どこかの誰かが僕の声を聴いたとて
僕か変われる時はどうせしばらく先だから

インスタントランナー　ずっとかけだしさ
インスタントランナー　すぐ疲れるのさ
インスタントランナー　長持ちでもエコじゃないのさ
歪なバトンは誰に渡せばいい？


世界のハードルは高くて
比べるなと言われても
残されてる僕はまだ
それでもみんなが進んでゆくから

思い出に心囚われて
情報を遮断してのめり込んでく
悲劇のような喜劇さ
面白みもないお話なのさ

僕のこの声が僕を知る誰かにさ
もし届いたとしてもその先なんてないからさ


追いかけてるうちにおいてきたものを
今更手探りで探してみたけれど
最初から僕はこんな歪な形でいた
それ以外は何もないような僕は
インスタントランナー　ずっとかけだしさ
インスタントランナー　すぐ疲れるのさ
インスタントランナー　長持ちでもエコじゃないのさ
歪なバトンはまだ隠していたい