色褪せてく景色にさよならなんてさ
死にたがりの前奏曲(プレリュード)、かもね
「この世界を救ってみせる」なんてさ
ただ自分が生き残りたいだけの言い訳だろ
命あるものが崩れ去ってく
瓦礫にまみれた街にまだ未練がある
手を伸ばした過去の自分
冷たく突き離され
守れなかった君の頬から伝い零れた
涙で震えるその手を
かたくなに離せないでいたんだ
愚か者が鳴く
誰かを守りたいとか救いたいとか
そんな偽善者じゃないさ、たぶん
自己犠牲で勝ち取ることができるなら
こんな安い駆け引き他にないだろ?
君がそばにいないこの世界なら
この体も命さえ惜しくはないんだ
瓦礫だけが蔓延る街
焦がれ続けた日常を
恨んで壊してしまいそうになる自分がいたんだ
一人ぼっちになったこんな世界
孤独が蝕んで穢れてく、矢車の花
手を伸ばした過去の自分
冷たく突き離され
守れなかった君の頬から伝い零れた
「君だけは幸せな最期を」って
嘘つきなんか大嫌いだって僕は
死ぬことを求め続けていた
明日を拒絶したって
もう失ったものは二度とは還りはしなかった
足掻きだせ、この足で立て
失うものなどは一つもない、さらば
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