〈1A〉
午後6時過ぎ　みんな誰かのお姫様へと変わる時間
独り揺れる電車の音　小さくワルツを踊る

ささくれていた唇　そっとリップを塗り直す
キミに似合わないと言われたけれど
世界で一番ときめくrouge

〈1B〉
気づけばたくさん飲み込んでた
苦いカクテル　キミの台詞

ガラスのヒールからはみ出してた
私を誤魔化してたんだ

〈1S〉
そうsweetest goodbye　魔法の時間が過ぎても
私のまま　表通りへ駆けてく

星座みたいな　水銀灯たどる
お気に入りの靴でどこまでも行こう


〈2A〉
「いいね」「可愛い」って　どこにあるかな　　
引き出しを開けては閉めて
何を着てもキミは不満げ　迷わせる魔法の鏡

〈2B〉
夜を彩りきらめくショーウィンドウで
なりたい「私」思い出せた
星色に照らす煉瓦の道
見つけたエメラルドの街

〈2S〉
Happy endは別れ道の向こう側
ルビーの靴　履いてかかとを鳴らせば

そうsweetest goodbye　ひとりきりの流れ星
街の明かりに溶けていく


〈2C〉
twinkle jewel　泳いでるみたい
It's time to wake up！　夜は続く　ほら


〈LS〉
もう魔法は解けた　王子様が好きだった人は
パティシエールのフルーツパフェに夢中よ

Happy endの予感にときめくの
お気に入りの靴でどこまでも行けるから





●読み・譜割　（）内一音

〈1A〉
ごごろくじすぎ　みんなだれかのおひめさまへとかわる　じかん
ひとりゆれる　でんしゃのおと　ちいさくわるつをおどる

ささくれていた　くちびるそっとりっぷをぬりなおす
きみににあわないと　いわれたけれど
せかいでいちばんときめく　るーじゅ

〈1B〉
きづけばたくさんのみこんでた
にがいかくてる　きみの　せりふ

がらすの（ひー）るからはみだしてた　わた
しを　ごまかしてたん　だ

〈1S〉
（そう）（す）（うぃー）（てぃ）（す）（ぐっ）（ばい）　
ま（ほう）のじかんがすぎても
わたしのまま　おもてどおりへかけてく

せいざみたいな　すいぎんとうたどる
おきにいりのくつで　どこまでもいこう


〈2A〉
いいね　かわ（いっ）て　どこにあるかな
ひきだしをあけては　しめて
なにをきても　きみはふまんげ　まよわせるまほうのかがみ　よるを

〈2B〉
いろどりきらめく（しょー）うぃんどうで
なりたいわたし　おもいだせた
ほしいろにてらすれんがのみち
みつけた　えめらるどのまち

〈2S〉
（はっ）ぴーえんどは　わかれみちのむこうがわ
るびーのくつ　はいてかかとをならせば

（そう）（す）（うぃー）（てぃ）（す）（ぐっ）（ばい）　
ひとりきりのながれぼし
まちのあかりにとけていく


〈2C〉
（とぅいん）（くる）（じゅえる）
およいでるみ（たい）
（いっつ）（たいむ）（とぅ）（うぇいく）（あっぷ）
よるはつづく　ほら


〈LS〉
（もう）ま（ほう）はとけた　きみがすきだったひとは
ぱてぃし（えー）るの　ふるーつぱふぇにむちゅうよ

（はっ）ぴーえんどの　よかんにときめくの
おきにきりのくつで　どこまでもいける　から