『1095337』
メモの見覚えのない数字
「とりあえず続きを片して
早々見てみよう。」

唸る通信機
語るはやはりあの話
「もういいよ。
だってここにいるんだもん。」
そっと消した

「明日もここでずっと眠るのかい?」
揺れるコード 聞き慣れたエラー音
「ドルミア、ドルミア起きて!
また一緒に旅をしよう。」
進まない時計の針
「また笑った君の顔が見たいな。」
奴らに見つからぬように
ひたすらに君を治す日々さ

「今日もロケットが上がったみたい。」
またガラクタの山を漁る
思いっきりつくはずのため息
そっと吞み込む
浮かぶ気泡 液を泳ぐ髪
「君がバラバラにされた
時のことを思い出したよ。」
あれからどのくらい経つのだろう

腐る毎日は
比べてもどれも同じだ
きっとここだって
いつか奴らに見つかるのに

「明日は久々に街に出るか。」
言葉とは裏腹に歪む表情
「ドルミア、ドルミア聞いて!
新しい店が出るみたい。」
拭えない恐怖心が
悪夢の断片を僕に見せる
やめてよ散々だ
足音がやけに耳に付く

黒い影は徐々に押し寄せて
隠れても右手にはパーツ
そろりそろり息を殺す
無数の足音が鼓動を急かす
溢れ出す君との思い出
このパーツと昨日の数字で
きっと多分治るはずさ
ただ走った

「ドルミア!」

「ごめんね。バレちゃったみたい。」
インストールが終わる頃に僕は
「ドルミア、ドルミアバイバイ。」
静寂 赤いエンターキー
交わらない時計の針
もう笑った君の顔は見れないけど
多分君は目を覚ますから
ひたすらに西の方に逃げて
ひたすらに西の方に逃げて
また笑って空を飛べよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「ドルミア」 歌詞

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投稿日:2018/01/06 03:28:43

文字数:688文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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