たまに「僕は人間なのかな」なんて本気で考える時がある
劣等感 万能感 廻る 終わらないし終われないから

一番多くの人間を殺した言葉はきっと
「頑張れ」だとか 「出来る」だとかの
前向きな言葉だと思うんだよ


呪われてない人なんていない
ただ気付くか気付かないかだけ
元気に見えたあの少年も
そう見えるか見えないかだけの違いだ

今日も下らないことで言い争って
他人の命で退屈を塗り潰して
それで笑うような人間、に僕は成りたくないんだ
僕の呪いが優しい呪いでよかった

歪にその枝を伸ばす世界の隅に 
皆を救うような綺麗な花が咲いたらいいな
どうせ馬鹿にされるとわかっているよ
そういう世界だ ずっと ずっと見ていた
でもそこに救いを求めながら僕は種をまいている


少しずつ人に成ってく僕を 上手に隠そうと笑う僕を
まだ僕は許せないから そして許したくもないから
一番嫌いな人間と嫌った姿はきっと
僕に似ていて でも目逸らして また近づいていく
「笑われない為僕は笑うんだ」 なんて馬鹿げてるから

踏み潰されないように 足蹴にされないように
戦わなきゃいけない それを望まなくても
武器は言葉だ 相手がそうじゃなくても
僕はまた人に成れなかった 成らなかった

気まぐれにその色を変える世界の芯に
それを終わらせる黒の種を丁寧にまいて
涙をそこに注いで 空を見上げた
また

人が人という定義を決めた そうでないものは人じゃなかった
「出来なきゃいけない」そう教わった 人に合わせて生きれば「よかった」
「痛くないよ」「大丈夫」なんて 心配を嫌って笑わないで
涙は塞がず そっと注いでいて

可哀想な子供だと笑われた
笑い返そうなんて思わないが 誰かと一緒に笑いたかった

歪にその枝を伸ばす世界の隅に
皆を救うような綺麗な花が咲いたらいいな
どうせ馬鹿にされるとわかっているよ
そういう世界だ ずっとずっと見ていた
気まぐれにその色を変える世界の芯に
それを終わらせる黒の種を丁寧にまいて
涙をそこに注いで 空を見上げた
また 僕はその場所に救いを求めて種をまいている   

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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70億通りの呪い

カネノネ+が投稿した曲「70億通りの呪い」の歌詞です

閲覧数:95

投稿日:2018/12/19 18:59:02

文字数:894文字

カテゴリ:歌詞

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