“いつしか想いが溢れ出した時
   一枚の羽根が螺旋を描いて舞い降りてきた・・・”

  青空の下 宙を駆け巡る僕がいた
  鳥の嘆き あの空のように曇ったガスで想いを覆い隠しているの?
  真実があるのなら たとえ陽が照っていようとも 宇宙がそのまま近づいてくる

  僕は飛び続ける 陸地がなくて力が失くても
  一つの夢を命に代えて 明日の輝きを探し出すために

  嘆いていても 美しく聞こえる
  その声を聴いていても 安らぎを与えるだけなの

  何も変わりはしない 何も壊すものはない 恐れることはないんだ

  力を失くし着水しても いつかは届けてくれるんだよ
  その温かさと この冷たい身体を・・・

  沈黙の続くまま 月の光を浴びている
  今日は悲しみの想いなのか 少しずつ寒くなってゆく

  なんだか虚ろになったきた
  アクロバットよりも危険な飛行を続けている
  ボロ切れの翼がギシギシ鳴っている

  その絶頂で僕は見た 憧れと安らぎの胸に抱かれたこの僕を・・・

  微笑みを残し 力が抜けてゆく
  錐揉みのまま 落ちてゆく崩壊の夢

  ああ このまま流していっておくれ
  あの子の場所へ 冷たくなったこの身体だけでも・・・

  静寂の流れの中 体が冷え込んでゆく
  それでもいいんだ 気持ちさえ伝わってくれればと

  想いで満たされている時間、僕の身体が重たくなった
  一言、死に際のような声を残し 沈んでゆく 落ちてゆく

  “何故に・・・何故に・・・”
  もがく力もないままに そのまま小さくなってゆく

  その絶頂で僕は見た 憧れと安らぎの胸に抱かれたこの僕を・・・

  涙が止まらないよ 苦しみなんてないよ 
  “迎えに来てくれたんだね” 僕が大きな口を開けた途端
  ゆっくり沈んでいた僕の身体が みるみるうちに速度を変えてゆく

  苦しい・・・もう瞳を開けられない
  深い闇に向かって 落ちてゆくCOLD SLEEP

  その絶頂で僕は見た 憧れと安らぎの天使に抱かれたこの僕を・・・

  一言、死に際の声で呟いた・・・
  “僕は願いを求めたんじゃない 安らぎがほしかった”

  一枚の羽根が ただ波間を彷徨っていた・・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

My Birds

閲覧数:97

投稿日:2009/06/29 01:33:01

文字数:959文字

カテゴリ:歌詞

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