幼い頃からお姉ちゃんなんだから、女の子なんだからと我慢や束縛をされてきた。
物心着いた時からお姉ちゃんで、母の膝の上で甘えた記憶なんか全くない。
いつも弟たちに母は取られ、父は仕事であまり家にいなかった。
弟2は物凄く甘えたでいつも母の膝の上が定位置。
弟1はやんちゃで悪さをしてもただ一緒にいただけの私が怒られる。
怒られた一番古い記憶は、理由は記憶にないが母に「出てけ」と言われその通りにしようと玄関に行ったら「どこに行くんだ」とまた怒られたこと。
”じゃあどうすれば良いんだ”と子どもやがらに思ったのを覚えている。
我が家は昔父が母に暴力を振るっていた。
若くして結婚・出産をした父と母。
完全な亭主関白で気に入らないと母を殴ったり蹴ったりしていた。
私たち子どもにも手をあげる。
母は下の子ほど甘く、弟2にはほとんど手を上げない、弟1もあまり手をあげられなかったが、私にはきつく手をあげるのは日常茶飯事。
手をあげ出すと止まらなく何度も何度も叩かれていた。
謝れば終わるのではなく、母の気がすむまで。
なので現在、誰かが手を挙げる動作をすると反射的に体を縮め手で顔を隠してしまうことがある。
私はこの頃、親からの暴力は世間的に普通だと思っていた。
なので誰に言うこともなく、暴力のある生活を普通に過ごしていた。

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愛さない母 幼少期

私の実体験。
母との関係

家族構成
父 母 私 弟1 弟2

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投稿日:2017/09/12 23:59:33

文字数:559文字

カテゴリ:小説

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