残響とオレンジ
やけに長いエンドロールが包む
小さな劇場(ハコ)には不釣り合いだった
ツギハギだらけの擦り切れた人生
夕立のような残響に溺れて
隠していたはずの答えも
酸性雨で溶け出して
甘酸っぱいまま潰れたモノローグは
君のいない世界で今日も息継ぎをして
鳴り止むことない不協和音は
熟れるほど甘いオレンジのようだ
ドラマのような絵空事を語る
幼い僕らはすれ違いだった
浮き足だっては踏みしめた感性
夕焼けが蒔いた残像に飲まれて
止め処ない訳もない
故にチラつくノスタルジー
ありふれていたいつかの物語が
平行線辿る未来に行き着いたって
かき消すばかりの不協和音は
未熟すぎたあの日の僕だ
交わした言葉と青いまま紡いだ願いは
沈んだ光に晒されて色付いて見えた
意味すらも失って
甘すぎてただ胸が焼きついていた
啄んでしまうには熟れ過ぎていて
落とした種から咲く未来が
春を超え
甘酸っぱいまま潰れたモノローグは
君のいない世界で今日も息継ぎをして
鳴り止むことない不協和音は
熟れるほど甘いオレンジのようだ
もっと見る
コメント0
関連する動画0
クリップボードにコピーしました


ご意見・ご感想