晴天昼間に
鈍重な住処から
放り出された
豊潤な富も無くて
遠慮がちなブロック塀
航空機の荒んだ音が響く
想像してみた
人間の魂が
詮無い鳥なら
信号が青に変わって
駐在所の向こうから
坂を下る自転車
髪がゆれる
頼りなくて
心地よくて
調子はずれな子どもの大きな声に
笑いかける
いくつもの命が
走り出す
今
ひろがる
この目を信じていたいと思うから
それでいいよ
ぼく自身が触れた
沈黙を払いのける強さ
散々歩いた近隣のこの道は
電信柱が整然と立ち並んで
遠慮がちなブロック塀
往来する車の音が響く
想像してみた人間の魂が夕化粧なら
信号が青に変わって
コンビニなら二、三軒
ラーメン屋ののぼりがひらり揺れる
頼りなくて
心地よくて
調子はずれな子どもの大きな声に
笑いかける
いくつもの祈りが
通じ合う
今
ひろがる
この目を信じていたいと思うから
それでいいよ
ぼく自身が触れた
沈黙を払いのける強さ
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