星が降る、空に
飴玉を溶かしたように
不釣り合いの甘い色
左手、薬指の先
パステルの爪に星屑が映る


隣で微睡む君の
睫毛の淵でさえ僕を惑わせて
あふれ出た夢の欠片を
桃色の唇から聴いている



いつも
呼吸をするみたいに
君を好きでいた
手に余るほどの
焦げ付いた匂いを纏って
ゆらり、燻った先の空に
光を探しながら





結んだままふわり
空に舞う君の髪が
不規則な胸をたたく
ずるいな、蠱惑に笑ったり
そうやってまた、さ 僕が熔けゆく


瞳は見ないのなんて
日が落ちる前には知っていたくせに
煮詰まったシュガーみたいな
飴色の溜息だけ触れている



だから
呼吸が苦しくても
君を好きでいる
張り裂けるような
エンドロールの筋書きでも
くらり、擽った先の頬に
心を探しながら



その内、特定されぬ未来で
君を失うなんてことが起きたら
それなら僕も果てるさ
退屈な悲劇でも構わない


だって
呼吸をするみたいに
君を好きなんだ
手に余るほどの
焦げ付いた匂いを纏って
ふたり、嘯いた夢の中に
光を探しながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

mellow

*イメージイラストはミクさん。甘く淡く甘く。
*何よりも自然で何をするにも前提なのは、君への恋心。

閲覧数:179

投稿日:2011/10/02 02:05:55

文字数:478文字

カテゴリ:歌詞

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