何もしないでたった一人部屋に視線を巡らせる
想いは遠く消えたけど
無意識のまま握っていた携帯電話
今はもう震えはしないとわかっている
なぜか繋がってる気がして今もずっとずっと
着信履歴に君が残した言葉が鳴り止む前に
回り続ける時計の針が同じ方向を指して止まる
望まぬ未来へ進んだまま
動かぬ針に導かれるように過ちを繰り返す
どこで間違えたのかも気づけない痛みさえ
僕らは必要なんだろう
今でも君を願う程愛しく感じて
離れ離れのまま戻れないのなら
いっそ圏外(どこか)へ消えていけたなら…
過ぎた季節にたった一人君を見つけた運命は
いつでも僕を支えてる
あの頃のまま変わらずにいたつもりな
僕はまた見えない壁を築き上げた
それしか時間を繋いでいられずに
時が進むこと僕は恐れていたんだそれだけで
回り続ける世界で君は遠くへ行って会えなくなる
望んだ未来が間違いでも
戻らぬ日々を願っていたことを過ちと呼ぶのなら
君との出会いさえも間違いと言うのなら
痛みを望んでいいのかな?
今でも君を想う程苦しくなる胸
閉じたフリップを開いて慣れた番号なぞり
僕は愛したことを叫ぶよ…
君の記憶から消えゆくことが
二人のためだとしても
忘れるくらいなら出会う前に針を巻き戻して
二度と会わない程遠くへ
止まらぬ針に導かれるように僕達は繰り返す
何度も何度も出会いすれ違う痛みさえ
言葉にできなくなっていく
今更君を願うのは虚しく感じて
二人は歩き出すもう戻れはしない
そっと微笑む写真立ての二人…
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