【A1】
上り坂で 足を止めて
息が 苦しくなる
落ちた汗が 地面に 向日葵みたいに咲いてた
どんな顔して会おうか ずっと考えてたけど
そんなに器用じゃないんだ

【A1−2】
待ち合わせは いつもの道
君は 笑顔浮かべ
西陽の下 優しい音のする右手を振った
オレンジ色に染まった 夕日で隠れて良かった
眩しすぎる 君の浴衣に見惚れてる この顔

【B1】
藍色に変わる 街の中
軋む自転車の 背中越し
触れるその手から
君の気持ちが分かればいいのに

踏切待ちの 2分間
心で何度も 繰り返す
散らかった言葉
忘れるような花火が空に咲く

【サビ1】
閉じ込めてた思いに今 色をつけて空に放つ
打ち上げる僕の声は 君の目にどう映るだろう

この夏を絵に残すなら 君と眺めるこの景色
繋げない この右手で 消えないようにって
花を描(えが)く

【A2−1】
人混みから 少し遠い
古い 秘密の橋
僕の胸の 音でも 揺れてしまう気がするんだ
それでも君は 見上げた 夜の空に夢中だから
気にしているのは 僕だけ

【A2−2】
いつかあげた プレゼントが
光る その右手に
いつも僕は 未来を 静かに期待していたけど
君の笑顔も 仕草も その手が鳴らす音も
すべて君の 優しさの形なのかもしれない

【B2】
僕が願ってる 幸せと
君の幸せを 並べたら
一体何色 おんなじ色で描かれてるかな
また光り出す 夜の空
次々と君の 横顔が    
彩られてく その色の中答えを探してた

【サビ】
君が望んだ幸せに 僕の姿が紛れてて
その場所が君の好きな 景色の中であって欲しい

この夏を絵に残したら 必ず君に渡すから
いくつでも 君が望む 色を重ねて、ほら
花を描く

【C1】
言葉が出る 一秒前 その度 空に上がる
言いたい台詞も あの花火に 吸い込まれ散っていく
「綺麗だね」と 笑う君が 何より綺麗だって
言えない そんな言葉も 浮かんで

【サビ】
ただ恋焦がれていたけど 君を追いかけていたけど
今日だけは この痛みに 名前を付けて打ち上げる

この夏が過ぎて行くのを 君の隣で見たいから
弱虫な この右手で たった一つ夏を描く

【サビ】
閉じ込めてた思いに今 色をつけて空へ放つ
打ち上げた僕の声は 君の目にどう映るだろう

この夏を絵に残すなら 君と並んだこの景色
伝えよう 夏の空が 消えてしまう前に

「君が好きだ」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

【応募詞】『夏を描く』

こんばんは。Ha=Ruです。
金熊猫さんの曲に詞を付け応募させていただきます。

爽やかな疾走感のある音を聴いていると、夏を自転車で駆け抜けて行くようなイメージが出来たので、もうこれは久々に青春ど真ん中の詞を書きたい!と思い、『夏を描く』を書きました。

誰かの心に留まりますように。

閲覧数:215

投稿日:2020/06/02 23:10:24

文字数:1,018文字

カテゴリ:歌詞

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